南の果て、野菜不足と戦う毎日。 羊のバーベキューに舌鼓を打ちながらも ふとした拍子に思い出すケンタッキーフライドチキンの味…。ああ、望郷。
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お別れです
4月15日

パタゴニア地方は今、急速に冬の装いを深めています。
風も冷たくなり、これから長い冬が始まろうとしています。
私も冬籠りの季節を迎えました。(クマみたいですね。)

3ヶ月程度の短い期間でしたが、私の拙い日記を毎日のように
読んで下さった方もいらっしゃると聞き、感謝に堪えません。

日本では極端に情報の少ないパタゴニア、幸運にもここに住む機会に恵まれた私に出来る、せめてものパタゴニア広報活動の積りで書かせていただきましたが、いつも 『こんなものでいいのか?』 『自己満足じゃないのか?』という疑問に苛まれながらでした。

この日記が、これからパタゴニアを目指す方々の一助に
(あんまりならないような気がする・・・)、
パタゴニアから戻られた方々の話の種に
(笑い話以外では使えないかも・・・)
でもなれば、これに勝る光栄はございません。

今後、不定期にパタゴニア関連の情報が掲載される事になるかと思いますが、とりあえず私『カーネル』としては皆様にさよならを言います。またどこかでお目にかかることもあるかもしれませんが、その時はおそらく別の顔、別の名前でしょう。

最後に、
日記の題材を日々提供してくださった現地の皆様、
お付き合いくださった読者の皆様、
パタゴニア駐在の機会を与えてくれた会社、
気持ちよく送り出してくれた同僚、友人たち、
とりわけ・・・いえ、皆様に感謝申し上げます。



1年中が観光シーズンのイースター島の私の同僚が書いております姉妹日記『イースター島ドタバタ日記』

http://blog4.fc2.com/rapanui/ 

を、今後とも宜しくお願い致します。


4月15日   
                    カーネル3ダース 拝
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散り際の輝き
4月14日

花火は散り際が一番美しいと言われます。
ラストスパートという言葉もあります。

プエルトナタレスも今、おそらく今シーズン最後の賑わいを
見せています。私の宿所も、ここ2週間以上、死んだように
静かでしたが、昨日、今日と、連日満員御礼です。

ここ数日、気温は低いですが、気持ちの良い快晴が続いている
ことで、近隣の都市から、パイネを目指した人が流れ込んだようです。

この分ならパイネは来期も大丈夫。今シーズンは山火事に祟られ
尻切れトンボみたいにシーズンが沈静化してしまいましたが、
来期はまた、多くの人で賑わう事でしょう。春までしばしのお別れですね。

では、親愛なるパイネ様。

 おやすみなさい。
 春にはまた、多くの人を楽しませてあげてください。

パイネの返事。

『冬の観光もあるぜよぉ~!』


昔見た映画の話です。
4月14日

その日は、12月のクリスマスの2日前、暖かい日でした。
老婆は、外国から来たその男に向かってポツリと言いました。

『うちの息子がね、もう30歳になるんだけれども、今シーズンが
 終ったらこの田舎を捨てて、町へ出て働くっていうんだよ。』

こう言って、知り合ったばかりの外国人に語る彼女は、観光地で
民宿のような宿屋を経営する、67歳のご婦人です。ご主人が昨年
亡くなってからは、30歳の息子さんが力仕事、ご本人が宿泊客の食事の世話や、掃除などをして、2人でその宿をやっていました。

割と評判の良い民宿で、夏の観光シーズンには、結構流行っていたようです。男がその老婆と知り合ったのは、ほんのチョットした偶然からでした。

ある日の夕暮れ時、スーパーで買い物を済ませた彼女が、程近い自宅兼民宿に帰ろうとして歩いていると、突然、スーパーの袋が破れてリンゴやらパンやらが散乱してしまいました。男は特別、気にもせずにリンゴを拾い集め、スーパーに戻って代えの袋を貰ってきました。老婆は男の予想以上の感謝をし、『すぐ近くだから、是非
コーヒーでも飲んでってくれ』といって、半ば無理やり、男を自宅に連れ帰りました。

男はそこで、その老婆の生活、上述の息子さんの事などを聞かされ
た訳ですが、正直な話、その時点で男は『迷惑だな。早く帰りたいな』くらいの感覚しか持ち合わせない、冷たい男だったのです。

そんな男に、老婆は飽きもせずに語り続けます。

『あんたもうちの息子と同じくらいの歳だけど、やっぱり都会の方
 がいいかい?田舎はダメかねぇ。』

『こんなところに来て、お母さんは何て言ってるの?反対しなかっ
 たかい?』

などなど、その男の事情を根掘り葉掘り聞いた後、

『もいっぱい飲むかい、コーヒー?』

男は冗談半分に、

『できればビールの方が・・・』

老婆は笑いながら冷蔵庫から瓶ビールを出して注いでくれたのです。きっと、彼女の息子さんのために買ってあったビールでしょう。よく冷えていました。

結局ビールを2本もご馳走になり、彼女の息子さんが帰ってくるまで2時間以上に渡って、息子さんの話を中心に聞かされたのでした。彼女が結論としてその男に語ったのは、

『今、息子が出て行ったら、もう二度と会えないかも知れないよ
 ね。民宿閉めるのも残念だけど、私も歳だから、息子に会えなく
 なるのが辛いんだよ。』

『でもねぇ、それでも行くなとは言えないんだよね。そんな事言っ
 たら死んだじい様に怒られるしね。この子は男の子だ!ってのが
 じい様の口癖だったからね。』

そして最後に

『あんたのお母さんもきっとおんなじ気持ちだよ。だからさ、あん
 たのやる事が終わったら、必ずお母さんのところへ帰りなよ。』

男がその老婆と話したのは、それが最初で最後でした。
彼女の息子さんとは、その時一度挨拶を交わしただけ。

そして、その老婆は冬を迎える前に旅立ちました。
知っていたのでしょうか。たぶんそうなのでしょう。

男は風の噂で、その老婆が長い旅に出た事を知りました。
そして、彼女の民宿の前を通り過ぎるたびに、あの息子さんの
姿を探すようになりました。

男は今でも、あの息子さんは間に合ったのだと信じて疑いません。
いえ、間に合ったのは、あのお婆さんの方かも。

長い冬がやってきます。


と、いうのがその映画のあらすじです。
よく覚えてるモンですね。ずいぶん昔見た映画なのに。
まるで昨日の事のようです。
生活を賭けたババ抜き
4月14日

今、ババ抜きがマイ・ブームです。
と言っても、トランプで遊んでるわけではありません。

今、世界中で騒がれていると思うんですが、例の100米ドルの
偽札。チリ第12州(マゼラン州)で、銀行がこれら疑わしい番号の100米ドル、50米ドル紙幣を受けとらなくても良い、という
条例を作りました。ここ、プエルトナタレスでも多くの外国人観光客が米ドルを両替していますが、一番困っているのはその両替商の
方たち。1週間分のドル紙幣を金庫に保管してあった両替商などは
調べてみたら、その番号が出てくるわ出てくるわ・・・。
決して偽札と断定されているわけではないんですが、疑わしい番号を持っているというだけで、銀行からは受け取り拒否されるわけです。ひどい話です。

そしてそして・・・彼らの次に困っているのが『私』なんです。

実は・・・持ってるんですね、この番号・・・2枚も・・・。
私が持ってる5枚の100米ドル紙幣のうち2枚がそれなんです。
どこから入ってきた米ドルか分からないのでは、渡した人にクレームも出来ない・・・。

『う~ん。これはいかん。』

ということで早速、このババを引いてくれる人を探しに、町の両替屋にお出掛けです。(人の迷惑は考えない自分勝手な奴なのです)

1件目。疑わしい番号のうち1枚を出して両替をお願いしました。

店員 『申し訳ありませんが、この紙幣は受け取れません。』
私  『えっ?どうして?(わざとらしく)』
店員 『新聞をお読みではないですか?』
私  『はぁ、日本人でスペイン語分からないので。』
店員 『カクカクシカジカの理由で。』
私  『ひどい話ですねぇ。(知ってたけど)』


めげずに2件目。やっぱりズバッ!とこれだけ1枚出すのはマズイなと考えて、今度は他の問題ない番号の1枚と混ぜて、2枚で出しました。

店員 『はい、200ドルですね。お待ちください。』
計算機『カタカタカタ・・・』
私  『・・・(上手くいきそう♪)』
店員 『○○○○○ペソになります。』
私  『はいはい♪』
上司 『ん~?チョット見せてね。』
私  『・・・(テメー!邪魔すんじゃねえ!俺はこのお姉ちゃん
    と話してんだよ!!)』
上司 『お兄さん、悪いけどこっちの1枚両替できないね。』
私  『なんで?(このやろー!)』
上司 『カクカクシカジカ・・・』
私  『よく分かんないんだけど・・・』
上司 『でも決まりだからさ。こっちの1枚だけ換えてあげるね』
私  『・・・(知っててやってるから何もいえない)』

う~ん。調子悪いなぁ。最後の3件目に挑戦!
今度は、普通の2枚とジョーカー2枚の組み合わせ。(全財産!)

店員 『400ドルね。』
私  『はい・・・』
店員 『ちょっと待っててね。』

店員が別室に消え、戻ってきた時にはペソ紙幣を持っていました。

私  『・・・(やりぃ!)』
店員 『はい。じゃあ、○○○○ペソと200ドルね。』
私  『ハッ?なんで半分なの?』
店員 『カクカクシカジカで・・・』
私  『ハァァァ・・・』

と、いうわけで、私の手元に残ったのは300ドル分のチリペソと
2枚のババ、3件で説明いただいた偽札の情報・・・なのでした。

さて、どうしたものか・・・。
週末に今度はアルゼンチン人とババ抜きをしに行くことにしました。手元には2枚のババしかないのですけど・・・。





                         
    
パタゴニアの天候
4月14日

パタゴニアに旅行にいらっしゃる方から一番よくされる質問。
それはおそらく『パタゴニアの天候』に付いてです。

現地事情に詳しい、旅行会社の方に訊いてみて下さい。
間違いなく、こういう答えが返ってきます。

『風が強くて、天候はめまぐるしく変わる。朝晴れていても午後に
 は大雨だったりするので、雨具や風除けは携行してください。』

これ、正解なんです。特にパタゴニアの観光ポイントというのは
野外のアクティビティーが多いですから(アウトドア)、天候の影響をバッチシ受けますんで。

私、既にここに住んで5ヶ月ですが、未だにこの、天候に関する質問には苦労します。15年ここに住んでる人が同じ事言うんですから、5ヶ月程度の私が分からなくて当然なんですが、それでも5ヶ月で掴んだ私の印象のようなもの、お知らせします。


10~11月

観光シーズンは未だ寒さの残る9月頃から始まります。
10月~11月というのは、いわば長い冬が終わり、春の息吹が
聞こえてくる頃に当たります。人間も含め、あらゆる動物たちの動きが活発になります。ナタレスにも冬篭りから戻ってきた人々で
活気が戻る頃です。
天候は不順な日が多いようです。晴れ間が全く無いというわけでは
ありませんが、1日のうちに色々な天候がやってきます。
夜のうちにドバッ~と大雨が降り、朝にはカラッと晴れ上がったり
します。要は1つの天候の持続時間が短いわけですね。
風はそれほど強くありません。

降水量・・・多くも無く少なくも無く。(にわか雨が多い)
風  ・・・それほど強くない。
日没 ・・・午後8時半ごろ

12月 

世界中から多くの観光客が集まります。日本人の方もクリスマスや年末年始に掛けてたくさんいらっしゃいます。ナタレスの町のテンションも上がります。でもラテン民族でクリスチャンの彼らの大半は、クリスマスに浮かれて仕事を放り出して自分たちが楽しみます。一時的に閉めてしまう店も多いので注意が必要です。
天候は安定期に入ります。本格的な夏の到来です。日中に雨が降る
確率は10月11月に比べると減り、その分、夜に集中する傾向があるようです。風の強い日が多くなります。ポカポカ陽気の日中などは、ナタレスの海岸でミニ海水浴などを楽しむ人も見かけられます。(水温は低いですが)

降水量・・・少ない
風  ・・・強い
日没 ・・・午後9時半ごろ

1月

12月末にワッ!と盛り上がったナタレスっ子たちのテンションが
一時的に下がります。まだ、3ヶ月も働かなきゃいけないっていう
息切れのような雰囲気です。一方で観光客の数は増え続けます。
ホテルなどを一番見つけにくい時期です。なぜかノラ犬が増えます。
天候は割と落ち着いています。気温も上がり、私が観測したところでは、最高27℃という日がありました。雨は12月並でそれほど
多くはありませんが、3日~4日置きに降る事が多いようです。
パターンとしては3~4日好天が続き、そのあと2~3日愚図つく
という事が多いです。崩れ始めた初日にトレッキングを開始した人
は不運です。風はかなり強いです。私の巨体でも飛ばされそうな
日もあります。(風の当たるめんせき、大きいから・・・)

降水量・・・多くも無く少なくも無く
風  ・・・かなり強い
日没 ・・・午後10時ころ

2月

そろそろシーズンも終盤です。ホテルなどは相変わらず取りにくいです。ナタレスっ子も最後の追い込みですが、実際のところ1月ほど観光客の数は多くありません。冬になったら何をする・・・と言った話題が現地住民の間で交わされるようになります。あちこちで
火事が頻発し、消防車は大忙しです。
天候は、雨が少なくなり、乾燥しています。今年はちょうどこの
乾燥シーズンにパイネで山火事が起こってしまい、被害が大きくなりました。風は1月同様強いです。気温は1月よりは少し下がりますが、まだポカポカと暖かい日もあります。晴天の続く日が多くなり、1週間晴天の後、2日程度愚図つくというパターンが多くなります。

降水量・・・少ない
風  ・・・かなり強い
日没 ・・・午後8時半ころ

3月

観光シーズン、ラストスパートです。3月末には定期の観光サービスの半分程度が終了します。ホテルも空室が目立つようになります。3月前半は、まだ連日ツアーは満載ですが、後半になると客足はバタッと途絶えます。ノラ犬が急増します。同時にそれに噛まれて怪我をする人も急増します。
天候は、再び季節の変わり目を向かえ、愚図つきます。ドンヨリと
曇った空が多く、雨もこれまでのにわか雨のような降り方から、
日本の梅雨のようにシトシト長時間降り続くことが多くなります。
カラッと晴れることが少なくなり、湿気が増えるので洗濯物が乾きません。気温は下がり、朝のベッドのぬくぬくが恋しくなります。
風はそれほど強くなくなります。山歩きをする際には、風よりも
冷たい雨の方が問題になります。

降水量・・・多い
風  ・・・弱い
日没 ・・・午後7時半ころ

4月

今です。周りに人がいません。町にもチラホラ歩いている人を見かけますが、夜は8時を過ぎるとゴーストタウンのようです。
旅行業に従事していたナタレスっ子も、それぞれ自分のホームグランドに帰り、ナタレスの町は静寂を取り戻します。
天候は、気温が一気に下がりますが、その一方で、雨が極端に減ります。空はいつもカラッとした青空が望めますが、空気が冷え込んでいるのでヒンヤリという感じです。風は3月よりさらに弱まり、これが『風のパタゴニア』か?と思うような静かさです。要は日本で言う『秋晴れ』『天高く、駐在肥える秋』という感じです。

降水量・・・少ない
風  ・・・弱いが気温は低い
日没 ・・・午後6時半ころ

と、だいたいこんな感じです。

上記情報は、私の住んでいるプエルトナタレス、パイネ国立公園近辺の情報です。個人的な意見ですが、1月末頃~2月上旬くらいが、ここのベストシーズンではないでしょうか、たぶん。

ちなみに6月下旬には雪が降り始めるそうです。

以上、来シーズン、パタゴニアを目指される方のご参考まで。
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