南の果て、野菜不足と戦う毎日。 羊のバーベキューに舌鼓を打ちながらも ふとした拍子に思い出すケンタッキーフライドチキンの味…。ああ、望郷。
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昨日見た夢
世の中で、他人が見た夢の話を聞かされるのと
纏まりの無い我が子の成長のビデオを見させられる
事ほど苦痛なものは無いと分かってるんですが・・・
今日は、カーネルが昨日見た夢の話、です。
まっ、日記だから許してくださいませ。

ーーーーーーーーーーーーー
なんの脈絡もなく、カーネルは山を登ってます。
その山、どこかで見たこともあるような、パイネのような
気もするけど、富士山のような気もするし、映画で
見たヨーロッパの山のような気もします。
早い話がどこの山かよく分からないけど、とにかく登って
るんです、1人で。

きつ~い登りの中腹で、なぜかカーネルは日本酒の
ワンカップ大関を飲みながら一休みします。
(普段のカーネルは、こんなこと絶対しませんよ!)

すると、下の方から足どり軽やかに1人の少年が登ってきて
カーネルを見て立ち止まると、
「お兄さん、そんなんじゃダメだよ。間に合わないよ。」
(念のため、ホントにお兄さんって言いました、おじさん、じゃなく!)

それだけ言うと、その少年はカーネルを軽蔑した目で見て
スタスタと再び登り始めました。これが速い速い!
「この、クソガキ!」
と、叫んだカーネルは、その小生意気な少年を追いかけます、が、
とても付いていけません。

ぜーぜー言いながら、やっとその坂を登り切り、尾根に辿り着いた
ところで、カーネルはまた一休み。今度はフライドチキンとビールで
お昼ごはんです。

すると、またまた1人の登山客が下から追いついて来ました。
よく見ると、さっきと同じ少年(クソガキ)です。
あれっ?先に行ったのに?と思っていると、少年がまた、
「やる気あるの?」
とか言って、またまたスタスタとカーネルを追い越していきます。
今度こそ追いついてやる!とカーネルはその少年を追いかけます。
今度は頑張ったんですが、それでも距離は徐々に広がって、やがて
見えなくなってしまいました。

仕方なく再びトボトボとカーネルが歩いていると、沢に近いところで
なぜか山小屋ならぬ、健康ランドが出現!
疲れたから、今日はここにとまって、明日また頑張ろう!ってことで
中に入ると、女将さんはなぜか、カーネルのおかんの顔!
「なんじゃ、こりゃ?なんでおかんがここに?」
すると、おかん一言、「履歴書だしな!」
なぜか素直に履歴書出すカーネル。(持ってるのが不思議・・・)

おかん「ダメだね、こりゃ。野宿しな。」と冷たい・・・。
そこで、先ほどの少年再登場!
「お母さん、かわいそうだから泊めてやったら?」

カーネル
「おぉ~!見掛けによらず優しい少年!見直したぞ!」
「んっ?お母さん???」

おかん
「でもね、○○○(カーネルの本名)。この人はまだ休んじゃ
 いけないんだよ。○○○と違って全然頑張ってないから」

カーネル
「おぉ~!オレ、頑張ってないか!?」

少年
「でも、この人、僕に追いつこうとして頑張ってたよ。」
(いい坊やじゃないか!)

おかん
「○○○に追いつけるはずなんて無いのにね。
 さっ、○○○は、もう休みなさい。」

カーネル
「おっ、オレは?」

おかん
「あんたは野宿。」

ーーーーーーーーーーーーーー
って言われて、テントを投げて渡されたところで、朝でした。

う~ん、誰か夢判断できる人いませんかぁ~?
    
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泣いていたんだよね?
今わかったよ。
あの日、君は泣いていたんだよね?

あの日・・・。

彼と私が知り合ったのは、1年以上前の12月。
私が初めてパイネ国立公園のツアーに参加して、メチャクチャ感動した
時にガイドを務めてた青年で、歳は私の1つ上。
生まれも育ちもパタゴニア、マゼラン州の根っからのアウトドア派。
トレッキングもフィッシングも、私なんかより遥かに上手で、
その日、初めてツアーに参加した私に、お客さんへのガイドのコツ、
公園内の危険箇所、時間配分の仕方などなど、一から私に教えてくれた人でした。

彼のパイネガイドは板についており、他のお客さんの評判も上々。
私のガイドは、すっかりこの人流です。もちろん、さも自分の知識のように話すのですが・・。

今年の11月下旬、私が日本人のお客様のガイドを引き受けて乗り合わせたツアーのガイドは偶然にも彼。そう、それは偶然にも私が彼のガイド姿を見た最後の【あの日】。

彼と私は、お客さんにガイドするタイミングが全く同じ。話す冗談も、お客さんに話す注意事項も殆ど同じ。当然ですよね、先生と生徒だもん。

ガイドは大体お客様と別れて、別の場所で昼食を摂るのですが、その日、なぜか彼は他人がいる所を避けて、1人で湖の河口の方へ行って食べ始めました。運転手や私と一緒に食べればいいのにと思いながら、立ち上がった私を、運転手のオヤジが
『おい!ちょっと食堂で水貰ってきてくれや』
と呼びとめました。有無を言わせぬ命令調で・・・。
今思えば・・・あいつ、知ってやがったな。

食事も終わり、お客さんが出てくるまで、あと15分。
私は彼のいる河口の方へ歩いていき、彼の背中に語りかけました。

『ねぇ~、チョコレート食べる~?』

彼は返事もせずに、左手を出して受け取りました。こっちを振り向きもせずに。私が横の草むらに座っても、無言・・・。

『ひょおっとして、私が彼のガイドを真似したから怒ったのかな?』

などと考えていた私に、

『なんかさぁ・・・今日のパイネさ、霞んでるよな? いつもはもっと 綺麗だったよな?』

私は彼が喋ってくれたのでホッとして、

『今日こんなにいい天気じゃん。いい写真がとれるよ、今日は。』

彼、やにわに立ち上がり、

『さぁ!お客さん出てくるぞ!バスに戻れよ。俺もそこの冷たい水で顔 洗ったらすぐ行くから。』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数日後、私がプエルトナタレスに戻ると、彼は、既にそこにはいませんでした。

彼はサンチアゴの女性と結婚して、あちらで暮らし始めたそうです。
どんな仕事をしているのか・・・。好きになった女性のために、大好きだけど不安定なガイドの仕事を辞めて、慣れ親しんだパイネを後にして都会へ出て行った彼。携帯電話も繋がらなくなって、もう彼とは連絡の取りようもありません。

初めて彼と会った時に、もらった写真。プエルトナタレスからパイネの鋭鋒を望む写真。その裏には彼の走り書きが。

『дЩ★и@ф!・・・・』

字が汚くて読めません・・・。

本日12月28日。ナタレス地方、晴れ。気温26℃。
彼の写真と同じように、パイネの鋭鋒がよく見えます。
その景色を見ながら、私は彼に語りかけます。もう、届かないけれど。

『あの日、君は少し泣いていたんだね。チョコどころじゃなかったんだ よね・・・。ごめん・・・それから、ありがと・・・。』
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