南の果て、野菜不足と戦う毎日。 羊のバーベキューに舌鼓を打ちながらも ふとした拍子に思い出すケンタッキーフライドチキンの味…。ああ、望郷。
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それぞれの戻る場所
2月27日

今日は、ちょっとまじめな話をさせていただきます。
本日、ここの友人たちと『それぞれの戻る場所』に付いて
酒を酌み交わしながら話しました。

プエルトナタレスはご存知の通り、夏場の観光シーズンで生計を
立てている人が多いので、冬に向けてそれぞれの思いを胸に
ある者は都会の大学に、またある者は生まれ故郷に戻るという人が
多いんです。私の周りにも、そろそろ戻り支度を始める人が増えてきました。ここナタレスも、日に日に太陽の沈むのが早くなり、
未だ冬支度というわけではありませんが、段々と人の心がせわしくなって来ているのを感じます。

私は、というと・・・

そんな彼らを見送りながら、自分の『戻る場所』について考えさせられています。ここで言う『戻る場所』とは、具体的な次の生活の場所という意味ではありません。

ここにいる、私の友人たちはもちろんチリ人です。(アルゼンチン人もいますが)チリに家族がいて、チリに戻る場所があって、
これからもチリで生きていく人たちです。

一方、私は外国人です。私の戻る場所は『日本』であるはずです。
では、私にとって『日本』とは何なんでしょう?
チリ人の仲間のように胸を張って『おれは日本人!』というだけの
アイデンティティが私には無いような気がします。
私にとっての『日本』とは、故郷の山々であり海であり川であり
風土、それ以外のなんでもないんです。

『日本の政治体制が大好き!』とも言えませんし、『日本人で良かった!』という気持ちも(全く無いわけではありませんが)希薄です。そんな私の帰る場所、それはたぶん『ウスワイア』。

アルゼンチン領フエゴ島の町で、人口は5万人程度。南極クルーズの基地として、日本からも毎年多くの方が訪れますので、ご存知の方も多いと思います。カニが美味しくて、空気が冷たくて、人は
暖かくて・・・。冬は凍てつく氷に閉ざされる町ですが、今の私が
始まった場所でもあります。

あそこで見た夕日はとても綺麗でした。日本の夕日ではなくウスワイアのそれを懐かしく思い出すことに、自分でも可笑しいんですが、やっぱり、いつか今の私が終わる時が来たら、『あそこに戻りたいなぁ』って思ってます。

こういう気持ちって、みんな人それぞれに持ってますよね。
それが日本という人も多いでしょうし、また別の場所って人も
いるでしょう。大事なものですよね、それって。

今日はなんかガラにも無く、郷愁に浸ってみました。
自分の周りに、去っていく人が増え始めたため淋しがっているのでしょうか、私は・・・。



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