南の果て、野菜不足と戦う毎日。 羊のバーベキューに舌鼓を打ちながらも ふとした拍子に思い出すケンタッキーフライドチキンの味…。ああ、望郷。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:--| スポンサー広告| トラックバック(-) コメント(-)
子羊はいかが?
パタゴニアで美味しいものといえば?
旅行者の方からよく尋ねられる質問です。

パタゴニアといっても広いですから一概には言えないんですが、
プエルトナタレスにいる人には、カニと羊をお勧めしますし
カラファテに行く人には、もちろんアルゼンチン牛をお勧めします。

そんで、今日はそのコルデロ(子羊)のお話。

パタゴニア地方の羊は概ね10~11月頃に産まれます。
そして、11月後半から翌年の3月頃までがコルデロのシーズンと
なります。ですから、年がら年中食べられるわけではありません。
4月を過ぎると、子羊といえど、体格は大人の羊なみに大きくなりますし、その肉は堅くなり、マトン特有の臭みも出てきます。

そのため、日本では、羊肉と言えば臭いがきつくてサラミや加工肉の原料といったイメージがあって、羊肉というだけで苦手意識のある方も多いのではないでしょうか?確かに、パタゴニアでも安いレストランなどでは子羊と言いながら、かなり大型化した後の臭いのあるバーベキューを出すところもあります。

でも、ホントに美味しいお店に行けば、牛のサーロインなど比べ物にならないくらい美味しいコルデロを召し上がることが出来ます。

この、パタゴニアのコルデロ、その多くが合衆国へ輸出されます。
ヨーロッパ地方は専ら羊毛が主体で、羊肉に関しては日本と同じような見られ方をされているらしく、あまり需要がありません。対して、合衆国の旺盛な食欲は羊毛よりも美味しいコルデロを必要としています。
彼ら合衆国人の価値観は、『より太く、より大きく』らしいので、自国の羊は丸々太り、30kgにも育てるそうです。それに比べ、パタゴニア産のコルデロはせいぜい5~6kg。人間で言えば、乳児~幼児のようなもの。その美味しさは自国産のマトンとは比べ物になりません。と、、この間、バスで乗り合わせたアメリカ人若夫婦の奥様が仰ってらっしゃいました。

パタゴニアの何もない平原を、親羊の後からチョコチョコ歩き回り、たまに転んだりする子羊を見ながら、奥様、

『きゃー!かわい~!』

と夢中になってらっしゃって、それはそれは微笑ましい光景でした。

んで、まあ、コルデロの話が出たので、ナタレスの美味しいコルデロ屋さんご一緒しましょうかということになりまして、黄色い看板が目印の有名店へ。

出て来た、コルデロの炭火焼にかぶりつきながら、奥様、

『きゃー!おいし~!』

どうも、頭と本能、しっかり切り離すのは女性の方が上手のようです。
旦那さんとカーネルは、

『チキンがいいよね・・・』

それ以来、未だに子羊は食べていない、心優しい(軟弱な)カーネルでした。

ニワトリ見てもケンタッキーは平気なのに・・・。



スポンサーサイト
泣いていたんだよね?
今わかったよ。
あの日、君は泣いていたんだよね?

あの日・・・。

彼と私が知り合ったのは、1年以上前の12月。
私が初めてパイネ国立公園のツアーに参加して、メチャクチャ感動した
時にガイドを務めてた青年で、歳は私の1つ上。
生まれも育ちもパタゴニア、マゼラン州の根っからのアウトドア派。
トレッキングもフィッシングも、私なんかより遥かに上手で、
その日、初めてツアーに参加した私に、お客さんへのガイドのコツ、
公園内の危険箇所、時間配分の仕方などなど、一から私に教えてくれた人でした。

彼のパイネガイドは板についており、他のお客さんの評判も上々。
私のガイドは、すっかりこの人流です。もちろん、さも自分の知識のように話すのですが・・。

今年の11月下旬、私が日本人のお客様のガイドを引き受けて乗り合わせたツアーのガイドは偶然にも彼。そう、それは偶然にも私が彼のガイド姿を見た最後の【あの日】。

彼と私は、お客さんにガイドするタイミングが全く同じ。話す冗談も、お客さんに話す注意事項も殆ど同じ。当然ですよね、先生と生徒だもん。

ガイドは大体お客様と別れて、別の場所で昼食を摂るのですが、その日、なぜか彼は他人がいる所を避けて、1人で湖の河口の方へ行って食べ始めました。運転手や私と一緒に食べればいいのにと思いながら、立ち上がった私を、運転手のオヤジが
『おい!ちょっと食堂で水貰ってきてくれや』
と呼びとめました。有無を言わせぬ命令調で・・・。
今思えば・・・あいつ、知ってやがったな。

食事も終わり、お客さんが出てくるまで、あと15分。
私は彼のいる河口の方へ歩いていき、彼の背中に語りかけました。

『ねぇ~、チョコレート食べる~?』

彼は返事もせずに、左手を出して受け取りました。こっちを振り向きもせずに。私が横の草むらに座っても、無言・・・。

『ひょおっとして、私が彼のガイドを真似したから怒ったのかな?』

などと考えていた私に、

『なんかさぁ・・・今日のパイネさ、霞んでるよな? いつもはもっと 綺麗だったよな?』

私は彼が喋ってくれたのでホッとして、

『今日こんなにいい天気じゃん。いい写真がとれるよ、今日は。』

彼、やにわに立ち上がり、

『さぁ!お客さん出てくるぞ!バスに戻れよ。俺もそこの冷たい水で顔 洗ったらすぐ行くから。』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数日後、私がプエルトナタレスに戻ると、彼は、既にそこにはいませんでした。

彼はサンチアゴの女性と結婚して、あちらで暮らし始めたそうです。
どんな仕事をしているのか・・・。好きになった女性のために、大好きだけど不安定なガイドの仕事を辞めて、慣れ親しんだパイネを後にして都会へ出て行った彼。携帯電話も繋がらなくなって、もう彼とは連絡の取りようもありません。

初めて彼と会った時に、もらった写真。プエルトナタレスからパイネの鋭鋒を望む写真。その裏には彼の走り書きが。

『дЩ★и@ф!・・・・』

字が汚くて読めません・・・。

本日12月28日。ナタレス地方、晴れ。気温26℃。
彼の写真と同じように、パイネの鋭鋒がよく見えます。
その景色を見ながら、私は彼に語りかけます。もう、届かないけれど。

『あの日、君は少し泣いていたんだね。チョコどころじゃなかったんだ よね・・・。ごめん・・・それから、ありがと・・・。』
頑張って!だんな様
昨日の地方紙によると、チリの新生児出生率は1.65人だとか。
日本がどのくらいかはよく知らないんですが、おそらく日本に負けず劣らず低いのではないでしょうか?

女性の社会進出、非婚、晩婚化が進むのが世界的な流れである以上、
この結果も当然といえるでしょうが、このまま進むと、西暦2750年頃にチリの人口は1人になってしまうそうです。

そういえば最近、ここパタゴニアの田舎町でも、未婚で働き続ける女性が目立って増えてきたような気がします。旅行・観光業で街が成り立っている以上、事務職系の雇用主は、女性の雇用を優先しています。男は現場で、女は事務所で、というのが、当地の価値観。また、女性の産休、育児休暇制度なども社会的に尊重されており、日本より進んでいるかもしれません。

こうなると、つけあがる(失言?暴言?正しくは、強くなる?)のが女性。もともと、レディーファーストの習慣のある国ですから・・・。

お金を仕切るのは女性、レストランで注文を決めるのも女性、果ては
男性が絞めるネクタイを決めるのも女性・・・。

対して男性の役割は、車の運転、庭の草刈り、煙突掃除・・・。
それでも男性は健気にこなしているのです。

そんな哀れなパタゴニア男性に、日本の女性はやっぱり人気ありますね。イメージが健気に見えるんだそうです。(おしんのイメージ??)
私の周りの男ドモは、日本人女性がいらっしゃると、妙にチヤホヤします。日本人から見てると、恥ずかしいくらい気を使います。

話は変わって、日本人ご夫婦をペンギン営巣地にご案内すると、決まってする話なんですが・・・。

【ペンギンのつがいは連れ合いが死なない限り、一生1羽の相手とのみ
 連れ添います。でも、連れ合いが死んでしまうと、メスは翌年から別 の相手を持ちますが、オスは死ぬまで、死んでしまった連れ合いを探 して、さまよい歩くのだそうです。】

これを聞いて、奥様の方は大喜びします。だんな様の方はシュンとしちゃいます。

こりゃイカン!と思った私は、もう1つお話を用意しました。

【パタゴニアに住むニャンドゥーというダチョウは、メスは卵を産んだ 後、何処かへ行ってしまいます。たぶん別のオスの卵を産みに行った のでしょう・・・。
 卵を温め、ヒナを育て、一人前にするのは全てオスの仕事です。それ に比べれば、ペンギンはすごく誠実だと思いませんか?】

これを聞いた奥様は更に喜びます。だんな様は喜んでいいのか悲しんでいいのかよく分からない顔をされます。

あれっ?外したかな?と思った私はトドメのお話を用意します。

【放牧されてる無数の羊の中で、オスはほんの1割にも満たないんです。 オスはとっても貴重なんです。ほんの数匹で、全てのメスに種付けす るんですよぉ。モテモテですよぉ。】

初めてだんな様に笑顔が浮かびます。

【優秀な遺伝子のオスだけ残して、残りは生後1年未満でサラミになるん ですよぉ・・・】
危険がいっぱい!
クリスマス、年末年始に掛けて、例年の事ながら
パタゴニア地方に外国人の流入が大幅に増加し、
それに伴い、プンタアレナス、プエルトナタレスとも
スリ、引ったくり、置き引きなどの軽犯罪が多発しています。

街のおばあさんの声

『クリスマス用に銀行でお金下ろした直後に、若者3人グループに
 ひったくられちまったよ。あ~腹が立つ!』

 このおばあさんの被害額は約2000ドル。

街のおまわりさんの声

『クリスマス、年末は現金が動く季節というのは、犯罪者にとって
 常識。増してや、外国人観光客は狙われやすいので注意してくださ 
 い。』

街の銀行の声

『現金を持ち歩くのは非常に危険ですので、出来るだけ銀行に預けたま まデビッドカード決済をご利用ください。カードなら当銀行へ♪』

街の野良犬の声

『カネはいらねえけど、チキン持ってたら食いつくぜ、ワン!』


折角のご旅行中に犯罪に巻き込まれたら、それだけで意気消沈してしまいその後のご旅行が台無しです。怪我や病気はもちろんですが、こうした軽犯罪に巻き込まれないよう、細心の注意を忘れずに!

チリは南米の中でも比較的治安が良いと言われており、それも地方都市のパタゴニア、ついつい気が緩みがちになったところを狙われます。

かく言う私、カーネルもつい先日、プエルトナタレスの住宅街・・・・

『ガブ!!』

買い物帰りを野良犬に・・・。被害はチキンのミラネサ(から揚げ?カツ?)2枚!!く~っ!私の晩ご飯がぁ!!
貴方に私に、メリークリスマス!!
どんなに僻地でも、クリスマスはもちろんやって来ます。
ここパタゴニアの地でも、やっぱりクリスマスはお祝いです。
真夏とはいえ、気温は10℃前後ですから、雰囲気的には日本の
クリスマスに近いのかもしれませんね。雪はありませんけど。

あと、プエルトナタレスの町では、都会ほどピカピカキラキラの
電飾は見られません。12月の今の日没時間はだいたい夜の11時近く
で、朝は5時頃日が昇るので、電飾点けても全然クリスマスになりません。ただ、ジングルベルだけは同じように流れます。

ジングルベ~ル♪ジングルベ~ル♪って聞いてると、妙に物悲しくなるの私だけでしょうか?世間の皆様はクリスマスを、どんな気分で迎えるのでしょう??

サンタの存在を信じなくなったのは確か私が5つの時でしたから、もうかれこれ20年くらい経つんですよね・・・。
現実的な家庭で育ちましたから、5つの時のクリスマスに両親にスーパーに連れて行かれて、

『おまえは悪い子だから、もうサンタさんは来ない。お父さんたちは、 そんなおまえが可哀想だから、なんでも食いたいモン食わしてやる』

って言われて、七面鳥の丸焼きつかんで離さなかったそうです・・・。

かくして、今のカーネルの素地が作られたのですね。一羽丸ごとでないと食べた気がしないし。

今年もクリスマスは仕事になりそうですし、何かいい事があるわけでもないようなので、自分で少し努力してクリスマスっぽくしてみました。

つまり、今日、電気屋さんに行き、仕事で使うプリンタを買いました。
店員さんが折角気を利かして持ち帰りやすいように梱包してくれたのに
無理を言って、明日、イブの夜に自宅に届けてもらうことにしました。
ウソついて、プレゼントだから綺麗に包んでね♪ってお願いして。

その後、スーパーの惣菜売り場で、チキンの丸焼きを予約して、
これも明日の夕方取りに行くことにしました。

これで準備は完了。あとは、明日の夜を待って、携帯電話のスイッチを切って、家の電話線を抜いたら、メリークリスマス!です。

こうした細工は、しているうちは楽しいのだけれど、明日実際に電気屋さんがプレゼント持ってきてくれたら、泣いちゃいそうです・・・さびしくて。

皆様には、どうか幸せなクリスマスをお過ごしください。

I WISH YOU A MERRY X'MAS ! !
カーネルを探せ!
人はよく、『あなたは(私は)誰それに似てる!』って言いますよね。
かっこいい芸能人に似てるとか言われれば、それはそれで嬉しいわけです。これは古今東西、老若男女問わず同じだと思います。
そして、人は『似てる』といわれた人にだんだん近づいていくのだそうです。

でも・・・カーネルの場合は、少しだけ皆様と事情が違って難しいのです。

先日、パイネ国立公園にお客様と一緒に行ってきたのですが、ツアーの途中にミロドン洞窟というところに立ち寄ります。1世紀以上前に1万年前の巨大草食哺乳類の皮や骨が見つかり、数度にわたり生きているミロドンを探して学術調査が繰り返されました。体長2M以上で一見クマのようですが、実はナマケモノの親戚です。体長が3Mを超えるものは、メガドンと呼ばれます。
この洞窟には、このミロドンのレプリカがあり、観光客の写真スポットになっています。

カーネルは実はこの場所が大嫌い!無遠慮な外国人観光客(日本人の方は礼儀正しいので殆ど言いません)が、私に向かって、『写真とってあげるから並んで立って!』って言うんです!どうせ、国に帰って『ほら、兄弟!』とかって笑いものにするんですよ!

たまに無遠慮な日本人(同僚)も、ブクブクコロコロな犬を見てカーネルの事を思い出すそうです・・・。

というようにカーネルの場合、殆ど『誰かに似てる』ではなく『何かに似てる!』なんです。子供の頃からの渾名(アダナと読む!シコナじゃなくて!)は、『おもち』『スノーマン』(雪男じゃなく雪だるまね。)『ぬりかべ』『トド』などなど・・・。

人間がいねえ・・・。
最果ての地に来てからは、ミロドン、しろくま、おにペンギン・・・
どっちにしても人間じゃない・・・。

お顔をお見せできないのが非常に残念なのですが、実は、ホントのところは、カーネルは高倉健さんと元大関の朝潮関、それとカーネルサンダースさんを3で割って、健さんを引いて、2を掛けて、北の湖関を足したような精悍な顔立ちなんです!

まあ、なんにしても自分に似てるものがあるってのは良いことです。
名前は思い出してもらえなくても、『あ~あの、あれね。』って思い出してもらえるから。

皆さんも、パタゴニアにいらしたら、是非カーネルさんを探してみてください。目印は、【つぶらなひとみ】です。
ビタミン摂取作戦!
パタゴニアにいるとビタミン不足になる・・・。』
おそらく、パタゴニアに住んだことのある人ならば
誰もが、口を揃えて言うでしょう。
街中には、高コレステロ-ル、高血圧、痛風、金欠病など
の患者さんがウジャウジャいます。
これ全て、食生活のせい!

ご存知のように、パタゴニアでは極僅かな野菜類しか自給
出来ません。ジャガイモ、ニンジンなど、地中に潜ってる
物はなんとか栽培できるのですが、菜っ葉類が皆無です。
当然、果物も地上に実をつけるのが殆どですから、遠い
北から運ばれてきたものばかりです。

黒く変色したバナナ、つぶれてジャムの一歩手前状態のイチゴ
干からびたキャベツ、茶色いトマト などなど・・。

普段から鶏肉さえ食べれれば笑顔のカーネルでも、たまには
フルーツでも食べたいと思うのですが、真っ黒いバナナに
サンチアゴの倍の値段を払う気にはどうしてもなれません。

缶詰の桃はあるのですが、甘すぎて却って身体に悪そうな感じだし
りんごパイ(アップルパイっていうのかな?)も同様、砂糖の塊
みたいだし・・・。

そんなわけで、パタゴニアでの生活は、ビタミンを如何に補給できるか
が大事。幸いレモンはあるし、レモンって日が経ってもあまり変質しないらしいので、最近では努めてレモンを摂るようにしてます。

でも、レモンだけ食べ続けるってのは限界があるわけで、口の中が
痺れてきてしまいました・・・。そこでカーネルさんは、一考!
ピスコという焼酎系のお酒がチリにはありまして、普段はビールで割って楽しんでいたのですが、このビールを水で割ったレモン果汁に替えてみました。
これが、なかなかいけるのです!要は、なにも目新しいことはない、レモン酎ハイです。

今はもう、夜これを飲むことだけが唯一の楽しみ♪。近所のスーパーで1日置きにレモンばっかり2㌔も3㌔も買うので、店番のお姉ちゃんに、

『妊娠中ですか??』って聞かれる始末・・・。

『誰が??』って感じですが・・・。

この方法を始めてから、酒が進む進む!で、結局二日酔いにはなるし、真っ黒いバナナ以上に酒代掛かるし、冷静に考えれば前より悪いのかもしれませんが、他に方法がない以上、仕方ないのです・・・って、自分に言い訳しながら、今日もピスコでかんぱ~い!
カーネル昆虫記
子供の頃、男の子ならよく読む、シートン動物記(カーネルさんは
オオカミ王ロボが大好きでした!)とファーブル昆虫記。
今日はあの頃を思い出しながらのおはなしです。

題して!【カーネル昆虫記】!!

プエルトナタレスに引っ越してきて1週間が経ちました。
ここに住み始めて一番良かったこと。それは、蟻やゴキちゃんに会わずに住むということ。日本はもちろん、サンチアゴでもこれらのムシは嫌われ者です。マンション住まいのサンチアゴではあまりゴキちゃんを見掛ける事はありませんが、ちょっと市街地を外れればやっぱりいます。

今回は田舎(ナタレス)の一軒家ということで、当初おっかなびっくりだったのですが、あの黒光りする飛んじゃうムシが居ないと聞いて一安心。

で、穏やかな眠りに就いたはずの初日の夜・・・。
手の甲に何かの感触・・・。
ゲッ・・・この感触は・・・。

飛び起きて部屋の電気を付けると、手の上にはハサミムシ!
一瞬サソリかと思った・・。当然、叩き落として、トイレにポイ!
まあ田舎だし、ハサミムシくらいはしょうがないか・・・。

2日後の夜。寝ようとして布団をかぶって天井を見ると・・・
クモ・・・のようなのが動き回ってる。
図体だけでかいカーネルは、実は大のムシ嫌い!この歳になってもミミズには触れません。
飛び起きて、新聞紙持ってクモを追っ駆け回します。
子供の頃、親に聞いた話。『殺してはいけないのは朝のクモだったか
それとも夜のクモだったか・・・』なんてことを考えてる余裕はありません。結局、寝室のドアのところで見失って、退治できず。まあいいか、追い出したし。ドアの下の部分に新聞紙詰め込んで、入って来れないようにして、ご就寝。

そして、先日金曜日(ちょうど1週間目!)。
夜半、居間で読書してたら、玄関先になにかヒョロ長いゴミを発見。毛糸かなって思って指で摘み上げたら、なんと! 『みみず』『ミミズ』『MIMIZUUUUUU!』
しかも動いてるぅぅぅ!思わずドアに向かって放り投げて、なぜか寝室まで走って逃げちゃいました・・・。

恐る恐る居間に戻って、抜き足差し足で忍び寄ると、新聞をかぶせて見えないようにしました。でも、その下で動いてるのは間違いない!これでは何の解決にもなってない!
でも、どうしよう???

そうだ!隣に住んでる大家さんを呼ぼう!
夜10時ごろでしたが、隣の家の扉を『ドンドンドン!』

大家さん 『おう!どうした?』
カーネル 『グサノ、ぐさの、GUSANO !』 ・・・スペイン語でミミズ
大家さん 『グサノがどーした?』
カーネル 『下、新聞の、グサノ、触った!!』

もう文法も何もありません。カーネルはこの駐在生活最大の危機にただ慌てるばかり。

大家さん、訳分からないながらも付いて来てくれて、新聞めくると、やっぱりそこに居た【グサノ】をヒョイと摘んでお外へポイ。

大家さん『おめえ、そんなでかい図体して、グサノも触れねぇのか?』
カーネル『図体は関係ねぇよ・・・』

もう、グサノは居ないので強気に戻ります。

カーネル 『家の中と外、消毒してくれよ、消毒!!』
大家さん 『ムダムダ。どうせまたすぐ出てくるよ。』
大家さん 『だいたい、グサノくらいなんだ?家にはネズミが走り回っ      てるぞ!』
カーネル 『げっ・・・』

それでかぁ・・・。よく夜中に隣の家は猫が暴れまわってるんです、フンギャーとか言いながら。それにしても・・・。

耐えていくしかないのね。こんな生活。
駐在終わる頃には、ファーブル顔負けの昆虫博士になれそう・・・。

さて、今夜は何が出るかなぁ・・・
食生活ご披露
僻地での生活というと、ホントに楽しいことは限定されるわけで
その中の最大のものが、多くの人の場合、食生活になるわけです。
ましてや、体格のよろしいカーネルさんの場合は尚更です。

(日本では皆さん私を見て『体格がよろしい』って仰って下さいますが
今、私の周りにいる語彙の乏しいナタリーノ共は、平気で『デブ』と
呼びます!)

昨シーズンのパタゴニア駐在時には、自宅に台所が無いことを理由に
一番多かった食事の献立は、『ビールとポテチ』でした。栄養が偏らないようにポテチはチーズ味と塩味を、交互に買うほど健康に気をつけていました。

今年はやっぱり、自炊しないといかんだろう!と思い立ち、台所の使える一軒家を選び、実はサンチアゴを出る時にも鍋やフライパンなどをスーツケースの中に詰めて来たのでした。(包丁は新聞紙で何重にも包み、その上で服と服の間に入れて危なくないようにしたのですが、やっぱり空港で没収されました。こんな私も一応旅行会社社員です。)

さて、ともかくも無事に到着して、包丁も買って、気分も新たに学生時代の様に料理をしましょう!と、いうことで初日は張り切りました!

まずは一番の得意料理、『ごはんとふりかけ』!
翌日は次に得意な   『ゆでたまご』!
そろそろ疲れてきた3日目 『日清のカップヌードル・ビーフ味』!
4日目、めんどくさくて 『ビールとポテチ』!
5日目、外食
6日目、外食
7日目(昨日)酒酒酒

もともと、『美味しい』の基準が少し人と違うのでしょう。
日本人の料理は目でも楽しむ、と言われるように、視覚的効果は大切です。私にとっての『美味しい』の第1条件は、パッと見、『山盛り』であること。第2条件は『てんこ盛り』であること。第3条件は『食べきれないほどあること』。ごはんは3合のお米を一気に、ゆで卵は1ダース、ビールなら1ℓ、ケンタッキーなら10ピース♪ 私に冷蔵庫は必要ないんです。その日買った物はその日で食べきりますから。

先日も、パタゴニアにいらっしゃったお客様にレストランで御馳走になる機会がございまして、このお客様、最初のうちは

『いやぁ~、気持ちいい食いっぷりだねぇ!男だねぇ!』

って大層喜んでいらっしゃったんですが・・・時間が経つうちに

『ホントに大丈夫?無理してない?』

に変わり、最後に大盛りアイスクリームを注文した私に

『もう、気持ち悪いから止めて・・・』

と涙目で頼んだのでした。

ちょっと脱線しました・・・。


そんなわけで、今私は、本日のメニューを考えながら、これを書いているのであります。
順番から行けば、今日当たりはちょっと豪華にインスタントラーメンでも作ろうかな、しかも卵入りで!なんて考えているのです。

結局、台所が自由に使えるようになって助かっているのは、『お湯を沸かせる』ってことくらいです。

世の独身男性はみんなこんな感じですよね?ねっ?
インターネットがやってきた!
さて、何から書いていこうかカップヌードルチーズ味が出来るまでの3分間悩みぬいた上で、まずはここ、プエルトナタレスの生活環境を皆様にお知らせすることにしました。
狙いは、皆様がパタゴニア僻地に抱いている幻想というか、夢を打ち砕き、滞在環境に過剰な期待を持ってナタレスを訪れてしまうことの無いように釘をさすことにあります!

まずは、インターネット環境。
自他共に認めるシティーおじさんであるカーネルには、当然快適なインターネット接続が必要。仕事の上でも、それ以外でも。もちろん、高速常時接続!というわけで、大手電話会社で契約。

午後1時の約束に【少しだけ】遅れて、午後6時頃に電話工事のリカルドおじさんが到着。
『ごめんごめん、風が強くてちょっと遅れた。』
ナタレス2シーズン目のカーネルはこんなことに腹は立てません!
早速工事開始。屋根に上って電話線引っ張ってトンカントンカンやってました。ふとトンカチの音が止み、リカルドおじさん、屋根の上で何か騒いでます。『お~い、日本人!』と呼ばれて家の外に出てみると
リカルドおじさん情けない顔で『はしご飛んでった・・・』。

お前はサザエさんか!?

なんとかかんとか回線を引いて、いよいよインターネット接続。コンピュータの設定をして、さあ!
・・・つながらない・・・。
2度3度とダイヤルアップを試みるが、・・・・つながらない・・・。
リカルドおじさん『時間が悪い、時間が!』
彼が言うには、夕方はみんな家に帰ってインターネット使うから、回線が一杯で繋がりにくいのだとか。
ホントかよ?なんかウソくせ~、と思いながらも、まあいいやちょっと待ってみるかってことで、その日はお開き。

夕食後、23時頃に再度挑戦。ピ~~ザ~~ヴィ~ンピ~~ピ~、おっ、つながった!
なるほど、インターネット使うのは深夜と早朝がいいわけね。

早速メールでも・・・。えっ?接続速度12kbps? 
12メガじゃなくて120キロでもなくて『12キロ』???
こんな数字見たこと無い!何かの間違いに違いない!と確信したカーネルは、一度接続を切って、再接続を試みます。再び、ピ~~ザ~~ピ~ピ~・・・・。

【8.6kbps】・・・・・・。

手が震えています・・・。『おっ、おちた・・・』
ごめんごめん、おじさんが悪かった。お願いだから12kbpsに戻って!

結局、これが、ここナタレスの現実なのです。翌日もう一度やってきたリカルドおじさん、いともあっさりと
『まっ、最高16kbpsだから、12出ればまずまずじゃないの?』

そうなんだ、まずまずなんだ・・・。
こうしてカーネルのインターネット生活は始まったのでした。

*通常、インターネットカフェでは、もう少し速いみたいです。でもやっぱり夕方は繋がりにくいとか・・・。


\"20051215111716.jpg\"


見にくいけど12kbps!20051215111716.jpg

ごあいさつ
私は帰ってきた。

と、いうか、帰ってきちゃった・・・。

今年の4月には『もう2度とこんなトコ住めるか!』と思って
いたのに、またノコノコ戻ってきてしまいました。

自分がその中にいる時はその価値というのは良く分からないものです。
離れてみると、理由もなしに『戻らなきゃ、急がなきゃ』という焦燥に
駆られて、物質的に何の不自由も無い首都から、物質的に何の自由も無いパタゴニアの僻地、プエルトナタレスへ再び。

そんで、戻ってきて2日目には『逃げたい』衝動が始まり、5日もすると『あきらめ』に変わり、『じゃ、そろそろ仕事でもしようか』ということになるわけです。

はい、正解!

今日でちょうど5日目です。

そういうわけで、4月に一度終わらせた(つもり)だったこの日記、
再開の運びとなりました・・・。

また突然いつ終わるか分かりませんが、それまで宜しくおねがい申し上げます。

                  激やせしたカーネル。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。