南の果て、野菜不足と戦う毎日。 羊のバーベキューに舌鼓を打ちながらも ふとした拍子に思い出すケンタッキーフライドチキンの味…。ああ、望郷。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:--| スポンサー広告| トラックバック(-) コメント(-)
兄妹愛
最近この日記書きながら、
「全然パタゴニアの旅行に役立たないじゃん」
と、我ながら疑問に感じたのですが、まあ無視してこれまで通り続けることにします。しょせん日記ですもんね・・・。

んで、本日も全くパタゴニアのパの字も出てこないのですが・・・。

兄弟ってのはいいもんです。同じ血を分けた自分の分身だと
思うと、愛しくなりますよね。人間世界ではこの2親等となかなか
上手く付き合えない人がいることも事実ですが・・・。

先日書いた「天井から降ってきたワトソン君」を覚えていらっしゃいますでしょうか?
その後、ちょくちょく我が家のお勝手口から入って来ては、カーネルの
食材を漁っています。ツナ缶なんて、蓋を開けてしまったら最後、一度に食べきらないと、翌朝には必ず空っぽですね。テーブルの上に置いといても飛び乗っちゃうし。

そんなワトソン君に妹がいることが判明。(お姉さんかも・・・)
今日は昼下がりに、我が家に、この妹を連れてきました。
微笑ましかったので、大盤振る舞いで、1個200円もするツナ缶を開けてあげました。
この妹の名前は「モジモジちゃん」。
お兄ちゃんのワトソン君より一回り小さくて、なんかいつもオドオドしています。
なにが怖いのか、いつもカーネルの1メートル先にいます。
別にカーネルだって子猫焼いて食べたりしないですよ。もっと大きく太らせてからじゃないと。

それに引き換え、お兄ちゃんのワトソン君は、何に関しても好奇心旺盛。なんたって2度も私の寝室の天井から落ちてくるくらいですから。
食べものに関しても同様で、バナナはかじるし、私の大切なビールこぼして飲むし。やっぱりパタゴニアの夜は冷えるらしく、家の中に入りたがって夜中にニャーニャーうるさいのも、やっぱりワトソン君の方。

こんな好奇心いっぱいのワトソン君ですが、実は非常に妹思いだったことが判明。好物のツナ缶(くどいようですが1缶200円!!)も、妹の所へ口でくわえて行って、まずはモジモジちゃんに食べさせました。モジモジちゃんはカーネルの動きを警戒しながら横目でこちらをチラチラ見ながら食べてましたが、やがてワトソン君にバトンタッチ。

2匹でものの10分も掛からずに、200円の!ツナ缶を空にしました。その後、部屋の陽だまりに2匹で寝転がってお昼寝開始。警戒心の強いモジモジちゃんはこちらの動きをチラチラ見ながら浅い眠りですが、ワトソン君の方はだらしなくグッスリお休み。時々モジモジちゃんがジャレついては、ワトソン君に「フンギャー」って怒られてました。どうやらワトソン君は寝起きが悪いようです。

実は大家の話によると、このガキどもは3人兄弟らしいのですが、もう一匹は見たことがありません。雄らしいですから、さしずめ次男でしょうか?それとも長男でしょうか?
ワトソン君の性格見てると、まるっきり次男の性格ですから、たぶん流離いの放浪生活を送っているのが長男なんだろうな・・・と考えたりしてなかなか楽しんでます。

乾き切ったカーネルのパタゴニア生活に潤いを与えてくれる兄弟をご紹介します。

2匹とも外の野良犬が怖くてあまり外出はしません。野良猫のくせに。

20060130145526.jpg

モジモジちゃん
20060130145325.jpg

ご存じワトソン君20060130150024.jpg

お昼寝中20060130151015.jpg

ツーショット
スポンサーサイト
ないもの
カーネルがこちらに来てから既に2ヶ月弱になります。
さすがに、そろそろ髪の毛も伸びてきてウザくなりましたので
今年初めての散髪に行きました。
年々髪の毛が減っているような気がして、以前は月一回行っていた
のに最近では2ヶ月に一回になりました。まだ大丈夫、まだ大丈夫って
思ってるうちにこうやって婚期を逃していくんですね・・・。

さて、その床屋。
まあ、普通のどこにでもある床屋です。
田舎のおばちゃんが民宿兼床屋としてやっていて、近所の人の集会所
みたいになっていて、半年前の破れた雑誌が置いてあって・・・。

そこで、椅子に座って散髪してもらってる間、なんか違和感があったんですよね。普段の私の生活に無いものが、そこには存在しているようで、なんかずっ~と考えてたんですが思いつきません。
ホントに日本の床屋と同じような雰囲気なんです。

とうとう思い出せずにモヤモヤを胸に残したまま家に帰る途中、靴屋のショーウィンドーの前で立ち止まった時に思い出しました。

何だと思います?

・・・・・・・・・・・・・・・。

はい、正解です。
『鏡』でした。

私の生活には、鏡が無いんですね。
借家住まいですが、バスにも寝室にも、リビングにも、どこにも鏡はないです。

もちろんカーネルは、自他共に認める「ジェントルマン」ですから

【トイレは「じぇんとるまん」を使うし、レストランでも「じぇんとる まん」って呼んでくれるし!】

レディーのようにお化粧するでもないから、手鏡なんて持ってません。
そのことについて、今日の今日まで2ヶ月弱の間、全然疑問に思いませんでした。何の不自由も感じずに暮らしてきてしまいました。

洗面所にはステンレス製の食事用のお盆、それもビール1ダース買ったらおまけで付いてきたやつ、を立掛けて、それ見ながらヒゲそったり顔洗ったりしてるんで、別に、全然、まったく、鏡が無いなんて事を気にしたりしてませんでした。

でも、一度それが無いって事に気が付くと、もう欲しくて欲しくて。
やっぱり、良いじぇんとるまんっていうのは、毎朝、意味も無く鏡を見て、ニヤニヤするもんでしょう?
(カーネルの中のじぇんとるまんの定義!)

そこで、村のガラクタ屋さんに行きました。
プラスチック枠の付いた安っぽい鏡を買おうとして、
値段を見てビックリ!

6,000ペソぉ! (10ドルちょっと)

結局買わずに出て来てしまいました。

そして今、私は、これからの人生について悩んでいるのです。

6,000ペソといえば、フライドチキン10ピースが買える・・・。
「じぇんとるまん」であるべきか、「カーネル」らしくあるべきか?
飛行場が欲しい!
『プエルトナタレスに飛行場を!』

ずいぶん以前から言われている話です。プエルトナタレスに
サンチアゴからダイレクト便が就航するようになれば、今のように
プンタアレナスから退屈な3時間のバス移動をしなくて済みます。
もうかれこれ、10年近く言われているのですが、反対勢力の抵抗が
強く未だに実現しません。

今日はこの、反対派、賛成派にまつわるお話です。

まず、反対派。当然、騒音公害や用地買収などで不利益を蒙る地元住民・・・かと思いきや、実は地元住民は90%以上が賛成派。
強硬に反対しているのは、実はプンタアレナス市民に多いのです。

なぜ騒音も届くはずの無い250km離れたプンタアレーニョが反対してるかというと・・・

理由は1つ、プンタアレナスが寂びれちゃうからです!
ここ、マゼラン州では経済的に大きく『観光産業』に依存していて(他には羊やカニくらいしかない)それも、パイネ国立公園がメインイベントなのです。パイネに行くなら当然プエルトナタレスに直接飛行機で降りた方が100倍便利です。でもそうすると、これといった観光名所の乏しいプンタアレナス市民はひじょーに困るのです。
まさに、
『プエルトナタレスに空港が出来るとウニのお寿司が100円皿』
という事に成りかねないのです。

【解説】
①ナタレス空港が出来る。 
②アレナスで観光業に従事してる人が仕事が無くなる。
③失業者が近海で素潜りでウニ漁を始める。
④ウニが獲れすぎる。
⑤日本向け輸出ウニが安くなる。
⑥ウニが100円皿で回るようになる。

逆に賛成しているのは、地元にお客さんが集まる → 仕事が増える
ということで地元民。
騒音なんて聞こえないほどいつも風がビュンビュン吹いてるし、土地なんてちょっと羊にどいてもらえば幾らでもあるし・・・。

この抗争、既に10年も続いているのに、未だに決着しません。

実は、今現在ナタレスにも飛行場は既にあるのです。ただ、滑走路が短いので大型機は着陸できない。その上、滑走路灯がないので夜間の離着陸が出来ない。そして何より、強風、乱気流でパイロットが嫌がる、というわけで、解決しなければならない問題が山積みです。

このうち、滑走路の延長は来年計画されています。
滑走路灯は今年3月までに40万ドル掛けて設置されます。(血税!)
あとは、風を何とかすれば準備完了!なんですが、誰も何ともしてくれないんです。
奇想天外というか何というか、乱気流を起こさせる原因の山を1つ
崩そう!という話もありました・・・。

先の長い話です。



青いパイネ
パイネ国立公園に観光に行くと、耳慣れない言葉がいっぱい出てきます。そもそも『パイネ』ってどうゆう意味なんでしょう?
スペイン語の辞書にも英語の辞書にも載っていません。

実はこれ、昔この土地に住んでいたテウエルチェ族(先住インディアン)の言葉で、『青』って意味なんです。
つまり、『青国立公園』・・・。
(う~ん、カッコよくないなあ・・・)

こうした、テウエルチェ族や他の先住民の言葉はチリ全土で比較的よく
耳にはするのですが、パタゴニアに於いては4部族存在していたため
一つ一つ覚えるのは非常に大変です。例えば・・・

ペオエ・・・隠された、隠れた、秘密の (テウエルチェ族)
(PEHOE)
アイケ・・・すんばらしい場所 (テウエルチェ族)
(AIKE)
ウスワイア・・・西の入り江 (セルクナム族)
(USHUAIA)
アラカルフ・・・わからない、理解不能 (アラカルフ族)
(ALACALF)
ジャマナコ・・・グアナコとリャマの混血動物 (カーネル族)
(LLAMANACO)

などなど、この他にも多数あるのですが、とても覚え切れません。
でも、昔のインディアンの言葉には情緒のあるものが多いですね。
響きもやわらかく聞こえるし。

それに引き換え、パイネに関するスペイン語は芸がないです。

ラス・トーレス・・・3本塔のこと
(LAS TORRES)
ラゴ・グレイ・・・灰色の湖
(LAGO GREY)
パイネ・グランデ山・・・大パイネ山
(CERRO PAINE GRANDE)
サルト・グランデ・・・大滝
(SALTO GRANDE)
サルト・チコ・・・小滝
(SALTO CHICO)

おまえら、小学生か!って感じです。 彼らスペイン人入植者の本当の敵は先住インディアンではなくて、彼ら自身の想像力の欠如でしょうね。

日本人から見ると、信じられないようなネーミングセンスですよね。
『天のはしだて』や『白糸の滝』などとは似ても似つかない・・・。

そんな事に気付いて、今カーネルの中では、インディアン言葉がマイブームです♪

『今日はパイネなシャツ着て、町外れのアイケにペオエして、仕事サボ
ったぜ!
きっと事務所の奴ら、どこにペオエしたか全然アラカルフ・・・』


あんまりやりすぎると周りに嫌われます・・・。
パイネへの道
パタゴニアの道路はその殆どが未舗装道路です。
近年になってプンタアレナス-プエルトナタレスの間は
完全アスファルト化されて、以前はバスで所要6時間のところ
現在では3時間に短縮されました。この道路は国道9号線と
呼ばれる幹線道路でチリとアルゼンチンの国境まで続く、非常に
大切なルートです。舗装地帯では時速120kmでの走行が可能です。
この道路、プエルトナタレスを過ぎてしまうと、直ぐに未舗装になります。それでも車は100kmで飛ばします。未舗装とは言え幹線道路ですので走りやすいように整備されてます。

問題は、ここから先、9号線に別れを告げてパイネ国立公園に入ってからです。当然砂利道なわけですが、これが、年間10万人の観光客が訪れる大観光地としては信じられないくらいにヒドイんです。雨が降ればヌカルミにはまり、乾けば滑りまくる、道幅も狭く当然ガードレールなんてものはない。

機会がありましたらパタゴニアを走る車両を観察してみてください。
90%以上の確率でフロントガラスにヒビが入ってます。対向車が巻き上げた小石、砂利によるものです。また、国立公園内ではよく路肩でタイヤ交換している車を見かけます。パンクなんて日常茶飯事です。
カーネルも公園内を運転していて、スピンしたこと2回、パンクしたこと1回です。

特にひどいのは公園管理事務所からグレイ湖へ向かう、終日ツアーで言えばツアー後半の部分です。大小の石ころが無数にあり、轍を外れてしまうとジェットコースターのようにガタンガタン揺れます。当然、車には最悪な環境ですから、ツアー車両の寿命は長くて3年です。
大抵は3歳を迎える前にサスペンション(足回り)に問題を起こしておシャカです。

そんな環境下、観光客の皆様には以下の点をご注意ください。

●ツアー車両でいく場合
 ・車酔いしやすい方は、なるべく前の座席を確保する。
 ・車の保有台数の多い、出来れば新しい車のツアー会社に申し込む。
 ・4駆でも、個人所有のような乗用車タイプのツアーは避ける。

●ご自身で運転される場合
 ・タイヤ交換が自分で出来ること。
 ・車高の低いセダンタイプは危険なので避ける。
 ・町乗りの10倍疲れるので、運転を交代できる人と行く。
 
公園内の道路の整備計画が始まっていますが、なにしろ昨年のパイネ山火事で予算を使い果たした公園管理事務局のことですから、いつ完成するのか分かりません。

パイネへ行かれる際は、覚悟してお出掛けください。

いただきもの
海外旅行中は現地の名物、美味しい物をいただきましょう!
とは皆さん口では言いながら、カバンの底には殆どの人が
なにかしら日本の味覚を忍ばせてご旅行されるようです。

何をお持ちになるかは人それぞれな訳ですが、まず半分以上の
方がご持参されるのは『しょうゆ』ですね。
日本人大好きですもんね、しょうゆ。
私が見たところ2番手は『インスタント味噌汁』
3番手が『小袋入りお漬物』でしょうか?
どちらも白いゴハンのお供です。
続いて、『おせんべい』や『あられ』などの米菓子。

日本食だからって、レトルト牛丼の素やインスタントカレーを
持ち歩く人は余り見かけませんねぇ。なぜでしょう?

賢明な皆様はもうお気づきかと思いますが、上位に来たのは
何れもゴハンに関係したものですよね。(しょうゆは???)
日本人にとって『白いゴハン』が如何に神聖なものかが分かろうと
いうものです。1日に1回はゴハンを食べないと体調が悪いという
方もいらっしゃいますから、旅行中は大変です。

チリでは、パタゴニアと言えど、ゴハンは大抵のレストランで
用意されています。頼めば出してくれますが、米は当然パサパサの
インディカ米ですから、箸ではちょっと食べにくいようです。

さて、こうしたゴハンのお供たち、旅行が終盤に差し掛かると
ほとんど例外なく、皆様持て余し気味になります。残りがあと1日2日
しかないのに、カバンの中には日本食で一杯、なんて人も・・・。
日本にそのまま持ち帰っても重いだけで無駄な気がするのでしょう、
ほとんどの方が現地に残していかれます。現地には私のようなハイエナ
もいますので・・・。

先週末、日本から大勢のお客様がパタゴニアを訪れました。
心優しい日本の奥様方、だんな様方は、カーネルの体付きを見、独身で
ろくなもの食べてないって聞くと、色々と置いて行って下さいます。
それが、上記のゴハンのお供たちです。実に実に、この週末だけで
ダンボール1箱分のお裾分けを頂戴しました。感謝感激です。
僻地生活も半年も経験すれば、ほとんど日本食なしで平気になるのですがそれでも、やっぱり、すごくうれしいです。

今日は1日、ダンボールの中身を眺めてはニヤニヤし通しで仕事になりませんでした。この先1ヶ月は毎日、米だけ炊けば生きていけます!

とってもとっても有難いです。恵んで下さった皆様に心から感謝してます・・・。その上で、敢えて申し上げます。

この次にいらっしゃる方は、是非是非『レトルトカレー』と『牛丼』を
なにとぞ、なにとぞ・・・。
パイネ近代化の是非
行った事のある方ならお分かりかと思いますが、パイネ国立公園の
中は独特の雰囲気があります。人の生活が感じられないというのが
最大の特徴でしょう。

湖の水は殆ど全て飲むことが出来ますし
(南○ルプスの天然水より美味いです!)
音楽も流れてませんし、携帯電話の呼び出し音も聞こえません。
まさに人里とは隔絶された世界なわけです。

宿泊施設の建設は長い時間掛けて州政府及び公園管理組合の許可を得なければいけませんし、建設後もおよそ20年~25年で州政府への譲渡が義務付けられています。また、景観や雰囲気を損なう施設、設備の設置は固く禁じられておりそれゆえにこそ、現在私たちは、この自然の宝庫の中でくつろげるのです。

3年ほど前から、パイネ国立公園の中に作るかどうかで揉めに揉めているモノがあります。利用者の便利、快適さをとるか、景観、雰囲気重視で行くか、3年が経った今でも、未だに結論が出ていません。

そうです、携帯電話のアンテナ塔のことです。
実に、計画されたのは5年前。チリのエンテルという電話会社が、公園内にアンテナを立てるための調査を開始しました。以後、毎年のように来年こそは立つ、来年こそは立つと言われながら、既に3年間紛糾しているのです。

旅行会社関係は一部を除いて、大半が建設賛成派です。今現在、パイネ内でツアーに参加する車両は無線機の設置が義務付けられており、その維持費、設置費は決して安いものではありません。携帯電話が通じるようになれば、どれほど助かるかは明らかな事実です。

一方で、それを望まない人々は主にホテル関係者と公園関係者です。
どこでもかしこでもピコピコ鳴られたのではたまらない、というのが理由です。確かにあの国立公園内の神秘的な静寂の中では、如何なる電子音も似つかわしくありません。

さてこの問題、観光で訪れる皆さんは如何でしょうか?

私個人的には大反対です!
なぜって、パイネに入っている時だけが私の完全オフだからです。
それ以外は、寝ていようが、トイレで頑張ってようが、遠慮なしにピーピー鳴ります。(休日に限って鳴る様な気がする・・・)
パイネの中に居る時の『 申し訳ありません、ごめんなさい・・・』と頭をペコペコ下げてるような自分を想像したくないです。

さて、この問題、2月17日に有識者の投票でいよいよ決着することになりました。

否決されてくれ~~!!
プエルトナタレス警戒強化!
昨年1年間に、パイネ国立公園を訪れた観光客の数は、延べ10万人という発表がありました。ここ数年、コンスタントに伸びてきており、今年も増加傾向にあると報告されています。それに伴い、残念なことに旅行者を狙った犯罪も増加傾向にあり、プエルトナタレスでは、警官の増員、夜警の強化などが行われています。

もとより、観光客を狙ったスリ、引ったくり、置き引きなどは州都プンタアレナスに於いて顕著でしたが、最近ではここ平和な田舎町、プエルトナタレスでも増加傾向にあります。それに加えて、ここ最近では、麻薬売買、麻薬所持による収監者があとを絶たず、その中には、軽い気持ちでチョイとマリワナを・・・といった外国人観光客も含まれています。今のところ、日本人で収監されたという話は聞きませんが、どうか
観光でいらっしゃる皆様も、怪しげな事には巻き込まれないよう、細心の注意をお願いします。

実は本日20:00頃、弊宅をパトカーに乗った警官2人が訪ねてまいりまして、

『ここに東洋人が住んでいると聞いたんだが、お前か?』

と訊かれました。いつもながら高飛車な態度で頭に来るんですが、まあ警官なんてどこでもこんなものでしょう・・・。

私答えて『そうだけど・・・』
警官 A 『ちょっと一緒に来て欲しい』

と言われてしまいました・・・。

『でも今、スパゲッティ茹でてるし・・・』

と訳の分からない言い訳をした私に向かって

警官B 『ちょっと通訳して欲しいんだ。韓国人の。』

私  『へっ?韓国語??』
(あんにょんはせよぉ~、しか知らない・・・)
   『あの・・・ぼく、日本人で・・・』

警官B『日本語と韓国語は違うのか?』

私  『う~ん・・・ちょっっとだけ違うかな?』

警官B『しゃべれないのか?』

私  『残念ながら・・・』

すると、警官A が『どっかに韓国語しゃべれる奴を知らないか?』と食い下がります。

私  『はい、韓国に行けば・・・』

警官A/Bともこちらの馬鹿さ加減にあきれたのか、顔を見合わせ

『じゃあ仕方ない。韓国人を麻薬所持で収監したんだが、言葉
が・・・』

はは~ん、なるほど。取調べか何かで通訳させようとしたわけやね?

と、いうようなことがありました。

誰が、ここに東洋人が住んでるなんて言ったのか分かりませんが、
まあ、何やっても図体のでかいカーネルは目立つからね・・・。
でもこれで、日本人がここに住んでることはバレバレなわけで、
どうか観光客の皆様、暮れ暮れも警察署でカーネルとお会いするなんてことに巻き込まれないように、十分ご注意くださいませ。

でもでも、もしカーネルが捕まっちゃったら、これを読まれた方は、どうかどうかフライドチキンを差し入れて下さいませませ・・・。
真夜中の侵入者
今日は、弊宅を訪れた珍客のお話です。

昨夜遅く、草木も眠る丑三つ時・・・。
彼はいきなり、私の顔の上を歩きました。
当時眠っていた私は、驚いて彼を払いのけました。
暗がりの中で、異様に輝く2つの目を持つ彼は、
『ふんぎゃー!』
と唸り声を上げて飛びのきました。

部屋の電気をつけて深夜の侵入者の姿をみると・・・
それは猫でした。しかもちっちゃい子猫・・・。

どこから入ってきたんだろう。部屋のドアは閉めてあったし
窓はない部屋だし・・・とこちらが考えているうちに、彼は
ベッドに下に潜り込んでしまいました。
私は久しぶりに見れた『ケンタッキー大食い競争で準決勝進出する夢』を中断されて、それはそれは不機嫌でしたので、この際彼を無視して
再びケンタッキー大会の会場へ戻ることにしました。
一応、彼が出て行けるように部屋のドアを開け放しておいて。

翌日、お昼前に、私がコンピュータに向かっていると、寝室の方から
いきなり、『ガタン!』という大きな音がしたので、驚いてドアを開けてみると、昨夜の彼・・・。またもや密室トリックです。
朝起きたときには既にベッドの下にもいなかったし、クローゼットの中にもいなかったのに・・・。

即席ホームズになりきった私は、パイプはないのでタバコをくわえ、
傍らの彼に『どう思うね、ワトソン君』と尋ねてみますが、いじわるワトソン君は、知ってるくせに教えてくれません・・・。

でも、部屋をぐるっと見回したホームズ君はあることに気が付きました。先日の雨漏りで剥がれ落ちた天井に隙間があります。そんで以前よりその隙間が大きくなっています・・・。

ホームズ君はワトソン君に向かって『あそこ?』と訊くと、
『んにゃー』と否認していましたが、それ以外は考えられません。

その後、ワトソン君は私のお昼ごはん(夕べの鮭の残り)をあらかた片付けてしまうと今度は玄関から帰って行きました。どうやら、わが同僚イースター島のクリのように、うちの看板息子になる積りはないようです。体のいいレストランくらいに思っているのでしょう。
うちは冷蔵庫がないため、いつも食べ物が剥き出しで無造作においてあるし・・・。

さすがに夜中に天井から降ってこられるのは勘弁して欲しいので、そこはガムテープでふさぎましたので、これからはちゃんと玄関から入ってくるでしょう。

ナタレスの暖かい昼下がり、我が家を訪れた珍客のご紹介でした。20060117200723.jpg

20060117200423.jpg

20060117202430.jpg

20060117202722.jpg

わたしの大家さん
都会で賃貸住宅に住もうとすると、なかなか大変ですよね。
周りに気を使うし、大家さんとの相性もあるだろうし・・・。
これは、何も日本に限ったことじゃないんです。チリでも
首都サンチアゴでは同じ事。特に大家さん選びはトラブルを避ける
ためにも重要です。

プエルトナタレスで、自宅を仕切って別棟として外国人に貸して
いる大家さんがいるんですが(早い話、私の大家さん)、彼は
典型的なナタリーノ。本業はタクシー運転手なのですが、他にも
水産物ブローカーみたいなことや、レンタカー(自分のタクシー貸す
んですけど・・・)みたいな事もやっていて、勤務時間は不規則。
一見だらしなさそうに見えて、実際はもっとだらしない・・・。
(カーネルが言うくらいですから、ホントにダメオヤジです。)
でもナタリーノだけあって、素朴で人の良さは抜群です。

彼には奥さんが1人と息子が1人と娘が2人いまして、子供たちは
プンタアレナスで勉強しています。(大学生)今は夏休みで全員
ナタレスに戻って来ています。

さて、このダメオヤジ、何がどのくらいダメかといいますと・・・

・タクシー運転手のくせに、夜勤明けは酔っ払って帰ってくる。
・たまに家に入れてもらえず、カーネルの家に上がりこんでくつろぐ。
・よく鍵を持たずに出かけて、カーネルの家を通り道にして裏口に抜け る。(これは彼の子供たちも同様)

てなわけで、どこか抜けてるんですよね。

先日の大雨でひどい雨漏りしているのに、その修理よりも先に、私が不自由だろうと思ったとかでソファーを買いに行ってくれたり(使わないって!ソファーなんか!)ガスレンジに付属してるオーブンが故障してるからって、業者呼んですぐに直させたり。
オーブンなんか使ったこともないのに・・・。そのくせ、部屋にガスストーブ付けると言いながら既に1ヶ月が経過。その間カーネルはこの土地で暖房なし・・・。

要はやってることが非常にチグハグなんです。
そんで、1人で 『おお~、良くなった良くなった!』ってご満悦してるんですよね。

こういうのって、典型的なナタリーノなんです。
ナタレスは老若男女問わず、こんなのばっかり。
よく言えばフレンドリーで面白い大家さんなんですけど、こちらがホントに欲しいものが手に入るまでは一苦労です。雨漏りのあと、彼にひどくクレームしたら、
『その通りだ!でも、あんな大雨はあと3ヶ月は来ねえから、その間に やるから心配すんな。』
ときたもんだ。さすがにカーネルも不機嫌になってしまいました。

その空気を敏感に感じ取ったらしく、本日
『お~い!サーモン食わねえか、サーモン?』
と言って、半身を持って来てくれました、もちろんタダで。
これもナタリーノの常套手段。『なんでもかんでも食いもんで釣る!』の技です。

んで、カーネルはいつもの如く上機嫌になるのでした・・・。
『遠くの暖房よりも、近くのサーモン♪』

意外と良い関係なのかもしれませんね。
ペンギン伝説
日本では昨年、ペンギンの映画が大ヒットしたそうですね?
そのためか、わざわざペンギンを見にチリの最南端までいらっしゃった
という奇特な家族連れのお客様がいらっしゃいました。

チリで見られるペンギンは2種類で、マゼランペンギンとフンボルトペンギン。日本の映画でやっていた大型のペンギンとは少し違うんですけどね。

今日の話の本筋からは少し脱線しますが、ペンギンってそれぞれによく似た亜種が1つずつ存在するのをご存知でしょうか?もちろん学術的には別のものとされていますが、実際に見るとよく似ているそうです。
例えば、マゼランとフンボルト(ともに南極圏ではなく大陸部に生息)
例えば、イワトビとマカロニ (ともに黄色いトサカもち。昔、整髪料               のCMに出てた)
例えば、オウサマとコウテイ (ともにでかい、名前も生意気!)
例えば、アデリーとジェンツー(ともに普通のペンギン・・・)
ちょっと苦しい部分もありますが、大体こんな感じでペアになります。

さて、そのペンギンですが、ダーウィンの進化論ではないですが、昔は飛ぶことが出来たといわれます。まあ、カーネルとしては小難しい生物学には興味ないので、現地の民間伝承から、その秘密に迫りましょう!

いわく、

太古、ペンギンは世界中に生息していて、大空を自由に飛び回ることが出来ました。ただ、その当時はペンギンの色は黒一色で、まるで太ったカラスのようでした。
ある日、若いペンギンが真っ白な白鳥に恋をしました。でも、自分は真っ黒・・・。所詮は身分違い、かなわぬ恋と一度は諦めた若いペンギン君でしたが、寝ても覚めても白鳥のことが頭から離れません。
そこで、藁にもすがる思いで神様のところへ行きお願いしました。
『わたしにも白鳥のような綺麗な白い色をください。』
話を聞いた神様は仰いました。
『そんなに欲しいならやらんこともない・・。但し白と引き換えにお前 たちを飛べなくするがそれでも良いか?』
恋は盲目とはよく言ったもの。それ以後、ペンギンは飛ぶ力を失い、その見返りに『白』を貰いました。でも・・・マダラでした・・。
さて、飛べなくなったペンギン達はその後、地上のありとあらゆる危険にさらされる事になりました。
どう猛な動物に襲われても、あのヨチヨチ歩きでは逃げることもままなりません。ペンギンたちの苦しむ姿を見ていた神様は可哀想に思い、世界中に散らばっているペンギンを集めました。
そして、外敵から襲われる危険の少ない遠い南の島に連れて行き、そこで生きるように命じました。

というわけで、ペンギンは南の島にしかいないんですね。
(これはアルゼンチンインディアンの古い民間伝承です)

じゃあなんで、マゼランやフンボルトは南極じゃなくて南米大陸にいるの?って思ったあなたはエライけど理科系でしょ? 
それはたぶん、南極はあまりに遠いから、疲れて途中で怠けちゃったんですよ、きっと。

さて、プンタアレナスから20マイルほどマゼラン海峡を進んだところに、マグダレーナ島という島があります。
ここのペンギン営巣地がチリでは最大規模で、週に3回観光船が出ます。短い夏の間に繁殖を終え、ヒナが巣立つのを待って海に帰っていきます。今時分(1月中旬)はちょうどヒナが親について泳ぎを習う頃ですので、ヨチヨチのヒナを見られるかもしれません。最近、マグダレーナ島の近くでは、鯨の家族も確認されていますので、運がよければ
一緒に見られるかもしれません。鯨も子育てシーズンらしいです。

どこもかしこも子育てシーズン♪ 私の日本の友人も、子育ての愚痴メールばかり・・・。
かくいうカーネルは?
差し当たり自分を育てるので精一杯の毎日です・・・。
家屋内キャンプ!
パタゴニア地方というと、雨が多くて風が強くて、針葉樹の森林地帯を
連想する方が多いようですが、さにあらず。パタゴニア北部は確かに
多雨森林地帯ですが、旅行者の方々に人気が高い南部パタゴニアは
少雨荒野地帯なのです。年間の降水量は東京の半分くらい、といったら
分かりやすいでしょうか。
風が強いので雨が降るときはいつも横殴りで、日本のようにシトシト降るという感じではなく、パッと降ってサッと上がる、のがパターンです。1日の中に雨、晴れ、雨、晴れを3回以上繰り返すこともザラです。当然、風が強いので傘は役に立ちません。

そんな南パタゴニアですが、今週末、稀に見る大雨でした。夕方から
降り始めた雨は翌朝になっても止まず、次の日の夕方までバケツを
ひっくり返したような大雨でした。さて、大雨になると問題なのは・・・。

① インターネットが全く繋がらなくなります。(理由は知りません)

② トタン屋根の家が多いので、夜もうるさくて眠れません。

③ (我が家だけかもしれませんが)雨漏り開始。
  しかも、いつもの如く同時多発ポツンです。

少々の通り雨であればなんということもないのですが、一昼夜降り続けたので、雨漏りの勢いもかなりなもの。深夜1時、眠りについていたカーネルの左手が、濡れたシーツに触ってビックリ仰天!!
寝惚けているので、とっさには何がなんだか分かりません・・・。
一呼吸あってから、まず頭に浮かんだ言葉は、

『やべぇ・・・』

(勝手にご想像ください)

雨漏りだと気付いて一安心♪ (安心してる場合じゃないけど)

夜中だし、どうしようもないし、屋根に上るのも危ないし・・・。
とりあえず普段使ってない隣の部屋に布団を移そうとして2度目のビックリ!隣の部屋は既に一面水浸し。

こうなると、もう何をする気力もなくなり、ただ呆然。

家中の鍋やら茶碗やら、果てはコーヒーカップまで総動員で主要な雨垂れを受けるのが精一杯。防げないのはもう濡れるにお任せ。
居間でも数箇所から雨垂れがあったので、コンピュータやら電話機やらをビニールにくるんでスーツケースの中へ。自分は寝袋を持って、家の中を歩き回り、やっと見つけた安住の地は台所。
仕方ないので台所でゴロン・・・。

水滴が、茶碗ではじける音はピチョン、
    鍋ではじける音はカツン、
    ポリバケツではじける音はポトン
・・・だって事を初めて知りました。

翌日、昼過ぎに雨が上がって、改めて家の中を点検して見ますと、被害は予想以上に甚大。クローゼットの衣類は全滅、じゅうたんもグショグショ、屋根は剥がれ落ちていました。

というわけで、その日は仕事もそっちのけで、家の中の大掃除、後始末に明け暮れたのでした。これを書いている今日、未だに私の足の下のジュウタンは、生乾きです。
マネーゲーム
ここ1年以上に渡り、チリでは米ドルに対して非常なペソ高が続いております。つまり、チリをご旅行される方にとっては、何かと【高い国】になっております。

特に、物資の少ないパタゴニアでは食料品、生活雑貨などに至るまで、米ドルをベースに生活している人(特に私!)には非常に厳しいものがあります。

最果て人も、これはいかん!と思ったらしく、ここ数日、チリペソ紙幣を握り締めて両替屋に並ぶ人が増えています。加えてチリもこれからバケーションシーズン。1月15日の大統領選決選投票が終われば、多くのチリ人が夏休みに入ります。

そんな事情も手伝って、今、この最果ての地では、アルゼンチンペソが大人気!
もう米ドルは信用できないから、アルゼンチンペソで財テクしよう!なんて単細胞人が多いのです。4年半前のアルゼンチン経済崩壊のことなんて、もう彼らの記憶にはないかのよう・・・。

まあ、財テクはさておき、外国人旅行者にとって、両替レートというのはいつでも頭痛の種。パタゴニアのように2カ国にその観光がまたがるケースでは尚更です。見慣れない何種類もの通貨を操らねばなりません。

そこで、パタゴニアを旅するための、賢い両替法♪

1.まず、我らがジャパンの誇るイェンですが・・・非常に使えませ
ん。日本を出国する際に、米ドルに替えてしまいましょう。

2.次に、チリに入国する際に、チリペソを少し多めに持つようにしま
す。入国時はサンチアゴですし、ここからプンタアレナスなどの地
方都市へ行くと、5%程度ドル換金レートは悪くなります。

3.チリの観光を終えアルゼンチンに向かう際に、チリのプンタアレナ
スやプエルトナタレスの町で、全額アルゼンチンペソに替えてしま
いましょう。
  
  ここが大事です。
  チリ側(マゼラン州)でアルゼンチンペソに両替するとレートが悪
く思われ勝ちですが、さにあらず。恒常的にアルゼンチン人が流れ
込むパタゴニア・マゼラン州では、常に彼らの落とすアルゼンチン  ペソがダブつき気味。それゆえ、アルゼンチンに入国してからチリ  ペソをアルゼンチンペソに替えるよりもレートが全然良いのです。
  
ちなみに、本日レート、【チリペソ→アルゼンチンペソ】の場合。

プエルトナタレスでは = 177チリペソ → 1アルゼンチンペソ
カラファテでは    = 216チリペソ → 1アルゼンチンペソ

こんなに違うんですから、利用しない手はありません。
これで、アルゼンチンに渡ってから、美味しいサーロインステーキが1枚余分に食べられます!

ちなみに、アルゼンチン入国後で、チリペソが使える場所は殆どありませんので、全額チリ側で替えてしまって問題ありません。(陸路の場合)

実は私も、ちょくちょくアルゼンチンに行く機会があるので、その際は必ずチリ側で両替してから行っています。そんで、安くて美味いアルゼンチン牛肉をこっそり密輸しています・・・。  

でも、アルゼンチンにケンタッキーはないので、フライドチキンの密輸は残念ながら出来ません。
パタゴニアで疲れないために。
パタゴニアを旅行する際は、他の海外旅行以上にご自身の健康に
ご留意ください。と言いますのも、パタゴニアは他所より疲れ易い土地だからです。最近特に、現地に着いてから風邪や腹痛など体調不良で、折角のツアー予定をキャンセルしなければならない方が増えています。(日本人に限りません)

最大の理由は、とにかく移動距離が長いことです。例えばプンタアレナスとプエルトナタレスは正真正銘の隣町ですが、その距離は250km、バスで3時間掛かります。でもこれはまだましな方で、未舗装道路の時代には5時間掛かっていました。
プエルトナタレス-カラファテ間は未だに延々未舗装道路で、片道5時間掛かります。これらの移動時間を有効に使って休息できれば良いのですが、旅行者の方々にとっては慣れない砂利道、緊張感もあり、なかなか難しいようです。

こうした長時間の移動をされる際はバスの種類も大事です。
リクライニングの出来る座席でないと、満足に眠ることも出来ないでしょう。

旅行者が体調を崩しやすい第2の理由は、その日照時間の長さです。
南緯53度(ちょうどパイネ-カラファテの辺り)は1月現在、日の出は午前5時10分、日の入りは午後10時40分です。ご自身の体内時計通りに起床就寝できる高い順応性をお持ちの方は大丈夫です。でも普通の方は、なかなかそうはいきません。
分かっていても、太陽のある内は何らかの行動をしてしまうものです。
必然的に睡眠時間は短くなり、増してや日本からのお客様は12時間の時差を越えていらっしゃるのですから、疲れない方がおかしいのです。

結果として、折角のツアーに参加できなかったり、参加してもツアー中ずっと眠り続けだったりする旅行者の方が多いのは、非常に残念なことです。

本当ならば、パタゴニア到着日は何も予定をいれず、1日ゆっくりと休める日を設けるのが一番良いのですが、日本からギリギリの御予定でいらっしゃっている方が殆どですのでなかなかそうもいかないでしょう。

そこで、僻地2年目を迎えた私の移動術、伝授しちゃいます。

1.【飛行機の上では極力食事をとらない。】
   じゃあ何をするかというと、ひたすら寝るんです。よく、飛行機   では眠れないと仰る方がいらっしゃいますが、私の場合は逆。飛   行機に乗ると起きていられない体質なんです。よく目的地につい   てキャビンアテンダントのお姉さんに起こされます。

2.【空港に着いたらおなか一杯食べる。】
   要は朝ごはんですね。

3.【陸路移動中は羊を見ない。】
   ここで寝てしまうと余計に疲れます。
  (皆さんここで寝ちゃうんですよね)

4.【目的地に着いたら、とにかく歩く。】
   私の場合、知らない町は初日に必ず歩き回ります。そして迷いま   す・・・。私にとってそれがその町を理解する一番の方法なんで   す。歩いてる間は寝ませんしね。

5.【夕食もおなか一杯食べる。お酒も飲む。】
   まあ、いつもの事ですが。

6.【疲れたから寝る。】
   太陽が出てようが月が出てようが、構わず寝る。
   この際、暖房を切って寝るのがミソです。

7.【翌朝は早起きして日の出を拝む。】
      
これだけやれば、一気に現地に入り込めます。
【食べて歩いて疲れて寝る】なんて簡単なんでしょう!

私が言うんだから間違いない!だまされたと思ってお試しあれ。
私のような強靭な胃袋と何処でも寝れるぶっとい神経があれば
絶対効果があります!

そうでない方は、ホントにだまされちゃったらごめんなさい・・・。
花粉症のセールスマン
世の中に、私ほどデリケートな人間はいないのではないかと
思い始めました、ここパタゴニアに来てから。
もちろん日本でも十分デリケートだったんですが、なかなか
周りにそれと認めてもらえずにいました。

が、こちらに来て、なんと私の目と鼻は世界中に反応することが
判明。なんて高性能なんでしょう!
って、喜んでる場合ではなくて、要は花粉症なんです・・・。

日本にいる時は、カモガヤとかいう初夏に花粉を撒き散らす植物に
てき面に反応していました。あれって、それまで何の兆候もなく、ある日突然反応するようになるんですね。二十歳を超えてから発症して、それから毎年のように苦しんでました。

南米に来て一度は収まったかと思ったんですが、パタゴニアで今度は
南極ブナのどれか(たぶんレンガだと思いますが)に反応を始めました。一歩家から出ると、くしゃみは頻発、目も痒くて痒くて。
なんか、日本の花粉症よりひどいみたい。

でも、現地でお客様に会う立場上、家に閉じこもってるわけにもいかず
先日から外出時にはマスクを着用しました。

また、個人的な趣味ですが、カーネルは黒系の服装が好みでして
(細く見えるから!)
黒のズボンに黒のジャケットという格好で出歩くことが多いのです。

そして、その格好でお客様にお会いする道すがら、お店のショーウィンドーで自分の姿を見て、

「う~ん、何かに似てる・・・」

と思い当たるのですが、それが何かを思い出すのはお客様にお会いした後、家に帰り着いて、窓ガラスで笑顔の練習♪って思った時でした。

「そうだ!もぐろふくぞうに似てるんだ!」

(これ読んでくれてる人で【笑ゥせえるすまん】知ってる人ってどの位 いるんでしょうか?)

よくよく考えれば、ホントに私はこの地でもぐろふくぞうの様なことをしてるんですね。

「あなたの心の隙間お埋めします。いいえお代は1円もいただきませ  ん。お客様に満足していただければ、それが何よりの報酬です・・・ ダァー!」 って。

でもでも、彼みたいに、最後にひどい事はしないから、どうぞお客様方、困った時には安心してお任せくださいね。
パンクしちゃいまして・・・。
『申し訳ありません。ちょっと今バタバタしておりまして・・・』

社会人なら一度は聞いたことがあり、また使ったことのあるフレーズですよね?相手がこういった場合、その『バタバタ』の中身を根掘り葉掘り聞き出そうとするのは野暮というものです。説明できないから『バタバタ』なんですから。

さて、話は変わって、チリ、特にパタゴニアでは、自動車がよくパンクします。約束の時間にお客様のピックアップが間に合わない時や、仲間内でも待ち合わせに遅れた時などはホントによくパンクします。
ひどい奴になると、1週間に3度もパンクしたりします。
こんな時に、

『どっち側のタイヤがパンクしたの?』
『修理にどのくらいの時間掛かったの?』

とか、敢えて聞かないのがパタゴニアの大人の態度です。
みんな『それ』と知っていながら、『そうか、仕方ない・・・』で済ませる大らかさを持ち合わせています。

でも、日本人のお客様をお待たせしているこちらとしては、なかなか

『はい、そうですか。』というわけにも行きません。

私も最初のうちは

『まあ、道路事情もよくないから、パンクすることもあるだろ
 う・・・』

と、大目に見ていましたが、1週間に2度も3度も同じ言い訳をされるとさすがに我慢も限界です。現地の習慣と笑って済ませるわけにもいかなくなります。

そこで私も意地悪してあげることにしました。

『大変だねぇ。ぼく修理できるから、明日パンクしたタイヤ持って来て
 ね。』
『そうか。パンクの修理したら、領収書見せてね。』

とか・・・。もちろん心の中では、

【ウソつくんじゃねぇ!寝坊ばっかりしやがって!】

なんですが・・・。

こうした事が重なり、さすがに昨日私も切れてしまいまして、運転手を怒鳴りつけました。

『またパンクかよ!いつもいつも同じ言い訳しやがって!』

怒鳴られた運転手、

『いや、今日は家を出て迎えに行こうとしたら、車のタイヤ1本盗まれ
 てて・・・』

なかなかの高等戦術ですが、タイヤの所為にしてることは変わりないんです。だいたい、そんなパンクばかりしてるような車のタイヤ、誰が盗むんだ!?まったく・・。

こんな現地人と日々悪戦苦闘していながら、私は自分もそれに染まりつつあることに気が付いていないのです。

お客様 『昨日頼んだバスチケットの時間変更どうなりましたか?』
 私  『すみません。先方の電話回線がパンクしてまして・・・』
お正月はカニ!
はるばる日本からいらっしゃった方はその土地の名物を
召し上がられるのを、楽しみにしてらっしゃる方が多いものです。

パタゴニアでは、肉は子羊、魚介類でしたらカニがお勧めです。

今日はそんなカニのお話。

マゼラン海峡近辺及びビーグル水道などの冷海水域で漁獲されます。
名前は「ミナミイバラガニ」。名前の通り、甲羅には無数のトゲトゲ
がついています。タラバガニ系ですが、日本ではもちろんタラバガニ
として売ることは出来ません。大きいもので全長40cmくらいです。

近年の漁獲増により資源枯渇が心配されていて、地区ごとに禁漁期
が定められていますが、これが大体、観光客の増える夏場なんです。
従って、夏場に食べられるカニは殆どが冷凍物です。

(ちなみにウニも同様、近海の素潜り漁などで採集されますが、夏場に
禁漁期があり、パタゴニアにいらしても殆どお目にかかるチャンスは
ありません。残念ながら。)

そんな、カニなんですが、現地一般家庭では余り食卓には上りません。
なぜなら、水揚げされたカニの95%までは、缶詰に加工されたり
冷凍されて輸出されたりで、殆どが米国、日本向けの輸出用だからです。レストランに行けば食べることは出来ますが、やっぱり我々現地人にとっては高嶺の花。これ1回で、ケンタッキーを20ピース食えると
思うとなかなか手が出ません・・・。
そんな我々が食べるには、早朝港に行って、漁師さんから直接その場で譲ってもらうくらいしかないんですが、当然甲羅つきなんで、食べたいけど剥く手間は嫌いな私などは、誰かが買って剥いてくれるのをジッと待ってるのです・・・。
そんで、剥き身だけにして1kg2kgという単位で買うんですが、
やっぱ、飽きますね。うちには冷蔵庫もないので、1kgのカニの剥き身を遅くても翌日中には食べないといけません。必然的に、カニスープ、カニチャーハンが連続します・・・。そして翌日には決まって、足の親指が痛くなる難病が襲ってきます。(痛風持ちの悲哀)

さて、このカニ、現地ではセントージャと呼ばれます。
小型でトゲの少ない亜種はセントジョンと呼ばれます。
お正月に港へ買いに行って、実物を見ましたが、驚きました・・・。
かごの中で生きて動いているのに、なんと既に赤いんです!!

私事で恐縮ですが、以前日本にいた頃、とある企業で海老の商いを
していたのですが、私はその時まで、海老は赤いものだと信じて疑いませんでした。だって、それまでの人生で、私の目の前に出てくる海老はみんな赤かったんです!ところが実際に自分が扱う海老は、黒かったり白かったり・・・ムシみたいなんです。
ゆでると赤くなるんだと知ったのは、ですから仕事し始めてから、つまり20歳を超えてからなんです。そんな奴がなんで水産の仕事してたのやら・・・。

話しが逸れましたが、その「生きてるのに赤い」セントージャ。
4、5人の船員が荷降ろしの作業している横でカーネルが邪魔します。

私  『ねえねえ、このカニ赤いけど、船の中でボイルしたの??』
船員A 『はぁ~?なにいっちゃんでぇ!生だよナマ!』
私   『でも、赤いけど・・・』
船員B 『・・・・おめえの国ではカニは赤くないのけ?』
私   『・・・知らん・・・』

そういえば、日本ではカニって何色でしたっけ?
(私は元・水産会社勤務!!)

まっ、何はともあれ譲ってもらって、私のお正月はカニ三昧だったのでした。

そして、案の定、今、歩けないのでした・・・。
20060106211405.jpg

雨の夜のナルシスト
雨の夜は、なぜか決まって昔のことを思い出します。
昔といっても、まだまだ若い私の人生にそれほどの歴史が
あるわけではありません。

二十歳を超えてから、そう、ここ数年で起こった事です。
私の始まりは『南極物語』でした。私が今ここにいる理由も
あの映画のおかげ、あるいはあの映画の「せい」なんです。

あの当時、あの当時幾つだったかな?そう、確か1980年頃
の映画でしたから、私もそろそろ25になるわけです・・・。

映画を見に行ったのも、確か雨の夜でした。(誰と見たかは
覚えてないんですが・・・)
タロとジロの話に感動して、雨の中、泣きながら歩いて家まで帰った
んですよね。(あっ!そうだ!映画館の前で自転車盗まれたんだ!)

そこが私の出発点。
それから、何か大事な人生の節目は、なぜかいつも雨だったような・・・。日本を出たのも、会社退職したのも、南極に出発した日もぜんぶ。たぶん、初めて痛風が出た日も、失恋した日も、ケンタッキー食べた日も雨だったんじゃないでしょうか?

そういうわけで、私はきっと雨が大好きな雨男なのでしょう。
夜の雨って特に好きなんです!それも生暖かい雨じゃなくて、もう少しで雪かミゾレに変わりそうな、つめた~い雨が一番!

そんな日には、いろんな思い出が一人歩きして夜遅くまで眠れなくて
1人でボッカロックやりながら、ロシア文学を原書で読む!(読めないけど)っていうのが、私のカッコいい男のスタイルです・・・。
現実はなかなかそうも行かないんですけど。

今日のプエルトナタレスは雨。今シーズン一番の降り方で、バケツをひっくり返したようなという表現がぴったり。もともと日本ほど降水量の多い土地でもないのでこんなドシャ降りは久しぶり。

なんか今夜は、良い詩人になれそう♪

ロシア文学ないから、日本語訳の(The Long Good bye) を引っ張り出して、ウイスキーロックにして・・・、さて♪

ぽつん・ぽつん・ぽつん・ポトン・ポトン・ポトン・・・・・・・・。

はい、お約束の雨漏りです・・・。

しかも、寝室と台所と廊下の3箇所。同時多発ポツンです!

入居の時から、天井に雨だれのシミがあったから、いやな予感はしてたんだけどね。

と、いうわけで、もの思いにふけるのは今度また!

とりあえず、茶碗用意しないと。
オスですか?メスですか?
覚えたての言葉って、どうしても使ってみたくなりますよね。
外国語の場合は特にそうだと思います。そうやって、使い方
間違えながら覚えていくのも、外国語習得の1つの方法です。

外国人の場合、だいたいのケースで、使い方を間違えても許してもらえる特権がありますから、これを利用しない手はありません。

先日書きましたように、私は未だに『油』というスペイン語の使い分け
が上手く出来ません。あと、料理や食べ物の名前も詳しくありません。
だって、私の生活で必要なのは、『米』『酒』『チキン』『ポテチ』
くらいですもん。

先日、パイネにちょこっと行ってきた際に、中国人ツアー客がいまして
英語もスペイン語もからっきしの実年女性でした。言葉がわからなくても動物や自然の観光というのはある程度楽しめるらしく、グアナコやニャンドゥーを見てはしゃいでいました。

日本人と中国人は筆談である程度のコミュニケーションが取れる、というのはホントですね。だいたい何が聞きたいかとか、何をしたいとかいうことはわかるんです。こっちも楽しくなってしまいまして、レポート用紙にぎっしり漢字が並びました。

グアナコを見て、『雄?雌?』って書いてくれば、当然何を聞きたいかはわかりますよね。スペイン語では『macho , hembra』です。

ツアーの帰り道、この女性が覚えたスペイン語は、『フリオ(寒い)』
『ビエント(風)』『マッチョ、エンブラ(雄、雌)』の4つでした。

ツアーには、結構スペイン語を喋れるドイツ人夫婦と幼児の家族連れがいまして、くだんの中国人女性を含めて和気藹々だったのです。次の一言までは・・・。

その幼児、たぶん2歳くらいでしょうか。髪型、顔立ちは男の子、服装は女の子っぽい格好でした。

そこで、中国人女性、やっちゃいました。

『かわいいですねぇ(たぶん)、マッチョ?エンブラ?』

ドイツ人夫婦の旦那さんは笑っていましたが、
奥さんの目付きこわ~い・・・。

回りはみんな、中国人女性に悪気がないことも、何を聞きたいのかも
全部わかっているんでニコニコしてるんですが、若奥様だけがいや~な雰囲気になってしまいました。

まあ、多かれ少なかれ、みんなこうして覚えていくんでしょうけど、出来れば他人に不快感を与えるような間違いは避けたいものです。

スペイン語習い始めて1ヶ月くらいのカーネルの極めつけ・・・

『Ginecologo es el medico para los animales.』

教室中の男性が爆笑し、女性が固まりました。

『産婦人科は動物のお医者さんである。』・・・。
ガキ撃退!
近所のガキンチョが、クリスマスに両親に自転車を買ってもらいました。どうもここの子供たちは都会と違って、コンピュータゲーム
(ふぁみこん?って言うの?)
などは余り興味もないようで、いつも寒風の中、友達と自転車を乗り回したり、おっかけっこしたりで、外で元気一杯に遊びます。
ちょうど今、夏休みですし日も長いので、決まって夕方7時を過ぎると、自転車に乗った、こまいのが、3~4人で集まって遊んでます。

私の自宅は玄関ドアの前がちょうど駐輪スペースみたいになっていて、なぜか知らんが、いつもそうしたガキどもが集まってきては騒いでます。別に目くじらを立てる程の事もないかと黙認していたのですが、ある日、私が玄関扉を開けると、そこに自転車に乗った少年(くそガキ!)が飛び込んできました。

ウグッ・・・。

ぶつかると涙は出るけど声が出なくなるほど痛い部分に、自転車のハンドルが直撃・・。
ガキ・・・謝りません。私、声が出ません・・・。
ガキが嫌いな私は、一瞬張り倒そうかと思いましたが、そんなことしたらこの小さな街ではすぐに噂になるに決まってます。あそこの東洋人は子供を殴る、って・・・。

なんとか思いとどまり、作り笑いで『気をつけようね』と優しく諭してあげようと思ったのですが、当のガキは自転車の心配ばかり・・。ここで怒っちゃ大人気ないと自分を抑え、謝りもしないガキどもを残して立ち去りました。
(どうゆう教育を受けているんでしょ?)

それ以後、玄関前を溜まり場にするのを止めるかと思えば、全然気にする様子もなく今までどおり、夕方になると集まってきては騒ぎ始めます。たまに勢い余って玄関ドアや壁に自転車をぶつけては「ドスン!!」って音を立てています。

さすがに、温厚な私も我慢の限界。
でも、大人ですから、声を張り上げたり、ぶったりはしません。
日が暮れて誰もいなくなった夜の11時・・・。
玄関先にビール瓶を2本持ち出して、思い切り地面に叩きつけました。
砕け散ったビンの破片を玄関前一面に敷き詰めて・・・。

『さあ!これでも入ってくるなら入ってきてみろ!』って感じです。

それ以来、今日までガキどもは来ていません。
少しは反省したのでしょうか。

へっへ~ん♪ 大人の怖さを思い知ったか!
ガキとはレベルが違うんじゃい!!

自分が家出るときちょっと大変だけどね・・・。
月の運行
昨日元日まで、非常に天気が良くて、気温も連日20℃を超えて
いよいよ夏本番を予感させた、こちらパタゴニア・パイネ地方でしたが
今日2日からは打って変わって、寒い曇り空から小雨がぱらつく天気と
なりました。

一般に、南緯45度以南は風が強く、天気も変わりやすいのが特徴なのですが、この私が住んでるプエルトナタレスの町には、

『これは月の運行が変わった所為だ』

と信じている人が多いのが特徴です。(迷信なのか、科学的事実なのかは才乏しき私にはわかりません・・・)

でも、こちらの人は何かに付けて、月の運行が変わる ということを
重視します。

例えば、朝起きて頭が痛いと ・・月の引力の関係だね。
例えば、風が極端に強い日は ・・半月の時は必ず風強いもんだから。
例えば、夜、交通事故があると・・月見ながら運転してたんでしょ。

まあ、海水の干満は明らかに月の引力ですし、人間の身体だって何らかの月の影響を受けていることは証明されているわけですから、全てが全て迷信というわけでもないと思うんです。
でも、それが太陽じゃなくて、『月』っていうのがパタゴニアらしいですよねえ。日の長い真夏でも、それほど太陽が顔を出してる時間と言うのは長くないわけで、冬になれば、明るい時間そのものが極端に少なくなる訳ですから、彼らにとっては太陽より月の方により親しみを感じるというのも分かる気がします。

加えて、ここ南米最南端では、かの悪名高きUV-B(紫外線280-315ナノメートル)の増加も顕著でして、夏場は連日UV INDEX (紫外線警報)が9-11と非常に高い状態が続きます。
それゆえ、現地の人は、あまり日中、外を出歩くのを好みません。出歩いているのは観光客ばかりです。

というわけで、旅行者の皆さん、彼らが何かの原因を月の運行によるものだと言ったとしても、怒らずにそれは許してあげてください。

我々、南の果て人にとっては、

今日の料理が不味いのも、インターネットが遅いのも、スーパーの品揃えが極端に悪いのも、

みんなみんな、月の所為なんです・・・。
ナタレスの新観光アトラクション
プエルトナタレスに新しい観光登場!!

皆さん良くご存知のように、プエルトナタレスは片田舎です。
人口は約2万人。5年前からずっと2万人です。パイネ国立公園が
無かったらどうにもならない、他に産業らしい産業のない街です。

それでも夏になると、世界中からの観光客でごった返します。
宿が足りない、物資が足りない、人手が足りない・・・。
冬になると、宿は閉鎖、物資は相変わらず足りないけど、人手は
余りまくります。

典型的な夏型観光産業依存の集落です。
かと言って、パイネの他に何があるわけでもない、パイネ100%
依存型の、悪い観光都市の見本のような町です。

こんな町ですが、今シーズンから1つ新しいアトラクションが増えて
観光客に人気になっています。

パイネとは直接関係しないのですが、ナタレスの西に広がるウルティマ
エスペランサ湾は、大昔の氷河によって形作られたフィヨルド地形を
豊富に残しておりまして、そのフィヨルド、氷河を併せた日帰りクルーズは以前より人気がありました。

但し、他のナタレス発のツアーと同じように、朝一番8:00に出航して夕方にしか戻らないツアーでしたので、お昼ごろナタレス入りする観光客には適しませんでした。特に、日本人のように遠くからいらして、時間を有効に使って旅行されたいと願う方には、この空白の半日はどうしても無駄に感じられていました。ただでさえ、パタゴニアは移動時間は長いですから。

そこに、今シーズンから、午後2:00発のフィヨルドクルーズが催行されるようになり、(催行はturismo Runnerという、大手旅行会社)好評を得ています。従来船より高速のため、1日に2往復が可能となり午前と午後の2回出航します。見学、アトラクションポイントは従来までと同じ。最後の希望(ウルティマ・エスペランサ)のフィヨルドを余すところ無く楽しめます。

まぁ、これまでどおり、ナタレス到着日は体力回復も兼ねてゆっくり過ごすというのも、私個人的には正しい過ごし方だとは思うのですが、体力に自信のある方、時間を有効に使いたい方などは、是非お試しくださいませ。

問題は、船上、高速移動中は大変に風が強いこと。
帽子やサングラスなど、しっかり着けていないと飛ばされそうなほど、風が強いです。
たまに、おじいさんの入れ歯なんかも飛んでいきます。
模造頭髪をご使用の方は、くれぐれもご注意ください。

油違い
日本語でも、油には何種類もあってややこしいですよね。
原油、重油、軽油、灯油、ガソリン、サラダ油、がまの油・・・。

チリでもやっぱり同じように何種類かに呼び名が分かれていて
しかも、スペイン語圏でも国によって呼び方が違ったりするので
間違えると大変です。

既にチリに住んで3年になろうとしているのに、未だに私は間違った
使い方をします。

例えば、ジッポーライターのオイルを買うのに
『すいませ~ん。ライターのサラダ油ください!』とか、
スーパーの精肉売り場で
『この牛肉、重油が一杯付いてて身体に悪そう!』とか。

まぁ、このくらいなら笑って済ませられるから問題ないんですが
バックパッカーの方のホワイトガソリン(キャンプ用品)買いに行くのを手伝って、アウトドアショップのレジで、
『白い脂身ください・・・』
って言ってしまった時には、さすがに恥ずかしかった・・・。

さて、本日は大晦日。何が変わるわけでもないですが、たまには料理でもしてみましょう!と思いまして、スーパーで目玉焼き用の卵と冷凍ハンバーグを買いました。店を出てから、そういや家、フライパン無いやって気が付きまして途中の雑貨兼金物店で、フライパン1つ購入。そういえばサラダ油も無いやってことで、店のオヤジに、

『油(aceite)もあれば欲しいんだけど』

って言うと、奥から1ℓの缶に入ったのを出してくれました。

(勘の良い方は、もう気が付きましたね?このあと何が起こったか。)

家に帰って、新しいフライパン暖めて、缶きりでオイルの缶を開けて
フライパンの上にドボドボドボ・・・。ずいぶん粘り気のあるオイルだなあっって思わないでもなかったですが、まあ田舎だし他にないんだろう、くらいに考えてその上に卵を2つと冷凍ハンバーグを乗っけて、フタをしました。

インターネットしながら待つこと3分、なんかレンジのほうから異様な臭い・・。
ビックリして、あわててフタを開けて、2度目のビックリ!!
炎がバッと燃え上がり、天井まで届きました・・・。
驚いて、思わずフライパンを流し場に放り投げてしまいました。
何が起こったのかさっぱり分からず、しばし呆然・・・。

すごい悪臭とブスブス音を立ててるフライパンを横目に、ガスを消し、窓を開け換気。
そのあと、フライパンに水を掛けて、哀れに焦げ付いた目玉焼きと、ハンバーグを皿に移して、さっきのは一体なに?って考えてたら、ピンと閃きました。
(こんな状況でまだ、目玉焼きとハンバーグを食べようとしてるところが凄いですが・・・)

スチール缶を手にとって、表示を見ると、そこにはやっぱり「aceite」と書いてあります。
でもでも、aceite のあとに de motor って書いてあります・・・。
de motor , デ モトール、で もとーる・・・。
頭の中でひとつの単語になりました。

エンジンオイル

げっ・・・。そりゃ燃えるわ。

大惨事にはならずに済みましたが、もう2度と料理なんてしない!と堅く心に誓ったのでした。
被害・・・卵2個、ハンバーグ一枚、新品フライパン1こ。

教訓:表示はしっかり読みましょう!
   慣れない事は止めときましょう!
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。