南の果て、野菜不足と戦う毎日。 羊のバーベキューに舌鼓を打ちながらも ふとした拍子に思い出すケンタッキーフライドチキンの味…。ああ、望郷。
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お正月はカニ!
はるばる日本からいらっしゃった方はその土地の名物を
召し上がられるのを、楽しみにしてらっしゃる方が多いものです。

パタゴニアでは、肉は子羊、魚介類でしたらカニがお勧めです。

今日はそんなカニのお話。

マゼラン海峡近辺及びビーグル水道などの冷海水域で漁獲されます。
名前は「ミナミイバラガニ」。名前の通り、甲羅には無数のトゲトゲ
がついています。タラバガニ系ですが、日本ではもちろんタラバガニ
として売ることは出来ません。大きいもので全長40cmくらいです。

近年の漁獲増により資源枯渇が心配されていて、地区ごとに禁漁期
が定められていますが、これが大体、観光客の増える夏場なんです。
従って、夏場に食べられるカニは殆どが冷凍物です。

(ちなみにウニも同様、近海の素潜り漁などで採集されますが、夏場に
禁漁期があり、パタゴニアにいらしても殆どお目にかかるチャンスは
ありません。残念ながら。)

そんな、カニなんですが、現地一般家庭では余り食卓には上りません。
なぜなら、水揚げされたカニの95%までは、缶詰に加工されたり
冷凍されて輸出されたりで、殆どが米国、日本向けの輸出用だからです。レストランに行けば食べることは出来ますが、やっぱり我々現地人にとっては高嶺の花。これ1回で、ケンタッキーを20ピース食えると
思うとなかなか手が出ません・・・。
そんな我々が食べるには、早朝港に行って、漁師さんから直接その場で譲ってもらうくらいしかないんですが、当然甲羅つきなんで、食べたいけど剥く手間は嫌いな私などは、誰かが買って剥いてくれるのをジッと待ってるのです・・・。
そんで、剥き身だけにして1kg2kgという単位で買うんですが、
やっぱ、飽きますね。うちには冷蔵庫もないので、1kgのカニの剥き身を遅くても翌日中には食べないといけません。必然的に、カニスープ、カニチャーハンが連続します・・・。そして翌日には決まって、足の親指が痛くなる難病が襲ってきます。(痛風持ちの悲哀)

さて、このカニ、現地ではセントージャと呼ばれます。
小型でトゲの少ない亜種はセントジョンと呼ばれます。
お正月に港へ買いに行って、実物を見ましたが、驚きました・・・。
かごの中で生きて動いているのに、なんと既に赤いんです!!

私事で恐縮ですが、以前日本にいた頃、とある企業で海老の商いを
していたのですが、私はその時まで、海老は赤いものだと信じて疑いませんでした。だって、それまでの人生で、私の目の前に出てくる海老はみんな赤かったんです!ところが実際に自分が扱う海老は、黒かったり白かったり・・・ムシみたいなんです。
ゆでると赤くなるんだと知ったのは、ですから仕事し始めてから、つまり20歳を超えてからなんです。そんな奴がなんで水産の仕事してたのやら・・・。

話しが逸れましたが、その「生きてるのに赤い」セントージャ。
4、5人の船員が荷降ろしの作業している横でカーネルが邪魔します。

私  『ねえねえ、このカニ赤いけど、船の中でボイルしたの??』
船員A 『はぁ~?なにいっちゃんでぇ!生だよナマ!』
私   『でも、赤いけど・・・』
船員B 『・・・・おめえの国ではカニは赤くないのけ?』
私   『・・・知らん・・・』

そういえば、日本ではカニって何色でしたっけ?
(私は元・水産会社勤務!!)

まっ、何はともあれ譲ってもらって、私のお正月はカニ三昧だったのでした。

そして、案の定、今、歩けないのでした・・・。
20060106211405.jpg

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