南の果て、野菜不足と戦う毎日。 羊のバーベキューに舌鼓を打ちながらも ふとした拍子に思い出すケンタッキーフライドチキンの味…。ああ、望郷。
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14年の孤独
100年の孤独っていう焼酎がありましたよね、日本には。
高いから自分で買って飲んだことは無いけど大好きでした。
(まっ、人から奢ってもらえばなんでも美味いんですけど)

今日はそれに全く関係ないけど、『14年の孤独』っていうお話。
先週末に、ちょっと時間を作って汚れ物の洗濯に・・・じゃなくて
命の洗濯に行ってきました。
(どっちでも同じですね、カーネルの場合)
お船に揺られること4時間、氷河に削られたフィヨルド海岸を抜けて
ゴムボートに乗り換えさらに1時間。陸路とは別にパイネ国立公園に入るもう1つのルートです。セラーノ川というパイネから流れ出る川を遡り、前方に雄大なパイネ連峰と世界3位の氷含有量を誇るパタゴニア大氷原を見ながら、50ccエンジンを積んだゴムボートは勇ましく遡ります水の色は氷河川特有のグレーっぽい色で、水温は約4℃。
落ちたら30秒で死にます。

最近このルートを使ってパイネ国立公園に入る方が急増していますので
もしかしたら皆様の中にも既に経験されている方がいるかもしれませんね。

パイネ連峰の絶景が拝めるセラーノ川の大きな中州に、1つの掘立小屋があります。煙も立ち昇っています。一見、無謀などこかの若者がキャンプでもしているのかと思いきや、そうではありません。

そこの住人は既に60歳近いおじさんです。
馬や牛を飼い、僅かな作物を育てて、完全自給自足の生活を送っています。電気もガスも水道も無い中州の掘立小屋に1人で住んでいます。
彼が最後に一番近い町、プエルトナタレスに降りてから既に14年が経ちました。その間、彼はずっと1人で、孤独な生活してきました。

パイネ連峰に見せられてしまったのでしょうか?
それとも極度の人間嫌いで仙人生活を送っているのでしょうか?
誰にも分かりません。1つだけ分かっているのは彼がもう下界に下りる気は無いのだということです。セラーノ川が増水しようが大雪に閉じ込められようが、彼にここを離れる気は無く、たまに訪れる湾岸警備隊や
森林管理局の人間によると、もう説得すらしていないとのことでした。

気まま気ままに、何者にも束縛を受けない彼の生活はある意味で理想的でもありますが、俗物のカーネルとしてはとても真似できるものではありません。14年間・・・たった1人で過ごすには余りに長い時間とは思いませんか?

彼の心の内を読み取ることなど誰にも出来ませんが、カーネルも機会があればそのうち試してみたいとは思います。
孤独を友として、人里はなれた場所で、誰の顔を見ることも無く
1週間くらい・・・・かばんの中には溢れんばかりのフライドチキンを持って・・・。
俗物ですね、やっぱり・・・。20060206214734.jpg

水路から望むパイネ連峰20060206220921.jpg

ゾディアックボート
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