南の果て、野菜不足と戦う毎日。 羊のバーベキューに舌鼓を打ちながらも ふとした拍子に思い出すケンタッキーフライドチキンの味…。ああ、望郷。
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カラファテの物語
今日は、当地でよく言われるカラファテの伝承に
ついてです。

「カラファテの実を食べるとパタゴニアに戻ってくる」

もちろん伝承の発祥は、アルゼンチンのエル・カラファテ
という町ですが、チリ側のパタゴニアでもカラファテはあるし
この伝承もよく耳にします。有名且つ人気のある伝承です
ので、その由来も複数あるようです。毎年夏場にこの土地に
渡ってくる渡り鳥が好んでカラファテの実を食べるからだとか、
そうゆう詰まらないのはこの際置いといて、今日はカーネルの
一番好きなのをご披露します。

昔、パタゴニア地方にまだ西洋人が到達するずっと以前の話。
パタゴニア地方には2つの部族が住んでいました。
名前などどうでもいいのですが、仮にロミオ部族とジュリエット部族
としておきましょう。

ロミオ部族は狩猟を生業とする遊牧民族、ジュリエット部族は
農耕を生業とする定住民族でした。普段はお互いに交流も無く
会うことは無い両部族でしたが、ある日、ジュリエット部族の王女
がロミオ部族の若い青年と出会い、詳しいことは知りませんが、
なんか恋に落ちてしまいました。(勝手にしろ!世の中そんなに
甘くないぞ!少なくともカーネルの周りの世の中は!!)

しかし、それを知ったジュリエット部族の神官長(シャーマン)は
汚らわしいロミオ部族との恋など許す訳にはいかないと、王女を
激しく叱りました。それでも、僧官長は、「ロミオ部族はいずれ
冬が来れば北へ渡っていく民族であり、そうすれば王女も諦めて
自分と結婚するだろう・・・」と考え手出しはしませんでした。
神官長はジュリエット部族の王家の座を狙っていたのです。

時は過ぎ、やがて冬がやってくると、部族の宿命によりロミオ族の
若者は北の土地へ渡らねばなりません。
彼は王女に「夏が来れば必ず戻ってくるから、そしたら結婚しよう」
と言い残し北へ向かいました。

王女は来る日も来る日もロミオ族の若者を待ち続けました。
それを見ていた僧官長は、「これはいかん」と思い、王女に詰め寄り
ますが、王女の心は変わりません。
腹を立てた僧官長は、可愛さあまって憎さ百倍、その恐ろしい魔力で
とうとう王女をカラファテの木に変えてしまいました。

季節は巡り、やがて夏が来てロミオ族はパタゴニアの地に戻りました。
立派な青年に成長した若者はジュリエット部族の王女を探しますが
神官長は「王女は急な病気で亡くなられた」と冷たく言い放ちます。
失意のうちに青年はパタゴニアの平原を歩き回ります。

そして、カラファテの黄色い花が咲き乱れるのを見ては、王女の髪の色
を思い出しては嘆き、涙しました。(金髪だったのでしょうか?)
やがて花も散り、カラファテの木が青紫色の実を付け始めると、青年は
気が付きます。この実は、王女の澄んだ瞳の色と同じだ!と。
そして、青年は僧官長に詰め寄り、事実を聞き出しました。

それ以後、青年は夏が来るたびにパタゴニアに戻り、カラファテと再会し、その実を食べることで王女1人を愛し続けることを誓ったのだそうです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上が、カラファテの悲恋の物語です。

さて、今日もしんみりとカラファテサワーでも飲もうか!というわけで
カーネルはカーネルだけの王女を探しに村の酒場へ・・・。20060309182444.jpg
こんな目の色のお姫様・・・いるか?
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