南の果て、野菜不足と戦う毎日。 羊のバーベキューに舌鼓を打ちながらも ふとした拍子に思い出すケンタッキーフライドチキンの味…。ああ、望郷。
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6本足の子羊
「そろそろコルデロも終わりねぇ」
パタゴニアの夏の終わりを惜しむ挨拶です。

付近の山々が雪化粧を始め、風が冷たくなって
来ると、春先(9月~10月)に産まれた子羊たちは
身体つきの立派なものは、もうほとんど親羊と見分けが
つかなくなります。

こうなると、もう子羊=ラムとしての価値はなくなります。
肉質は硬くなり、羊独特の匂いが出てきてしまうからです。
つまり・・・マトンに変わるわけです。

子羊にとっては、コルデロとしてアブリ焼きにならずに済んだ
喜ぶべき夏の終わり、なわけです。
彼らはこの後、長い冬を過ごすために山麓にある夏牧場から
低地にある冬牧場に移り、そこで毛狩りをされた後、繁殖
の準備を始めます。

この段階で、牧場にいる羊の9割はメスになります。
弱いオスは、この冬に入る前に淘汰されます。
つまり・・・サラミやハムの原料になるわけです・・・。
(身に詰まされる・・・。生まれ変わっても羊にはなりたくない!)

その後、選抜された優秀なオスは、あの手この手で子種を採取
され、メスに種付けされます。(どうやるのかは知りません)
そして、翌年また、元気な美味しい子羊を私たちの食卓に
お届けするわけです。

ただ、自然界はそうした人間のエゴを無制限に容認はしないわけで、
こうして生まれた子孫は、徐々に徐々に血が濃くなっていきます。
要は、近親での交配が進むために、羊でもやはり、突然変異と言うか
奇形を持った個体が誕生するわけです。

多くの場合、それらは我々の目にとまることなく処分されていくのですが、
今回当地で見つかったのは、なんと、
「足が6本ある羊」
でした。新聞に写真が載っていますが、確かに6本あります。
どれもちゃんと足の形をしてます。

持ち主の牧場主さんが、今シーズン最後のコルデロとして出荷しようと
して見つけたそうです。結果、出荷はされず、調査のため研究施設へ
送られることになりました。

彼(彼女)にとっては、どちらがよかったのでしょうね?
生き延びたけど研究施設ですもんね。

今日は、人間が如何に悪魔的な生き物か、というお話でした。
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