南の果て、野菜不足と戦う毎日。 羊のバーベキューに舌鼓を打ちながらも ふとした拍子に思い出すケンタッキーフライドチキンの味…。ああ、望郷。
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レンガ造り
パタゴニア北部は森林地帯です。
カーネルの済んでいるパタゴニア南部は草原、荒野地帯で
あまり大きな木はありませんが、それでも南極ブナと呼ばれる
木が自生しています。

首都サンチアゴより北は、スペイン文化の影響を受け、殆ど
の家が石造りですが、南部になるとその豊富な木材資源を
活かして木造建築が多くなります。

最も有名な木材は、チロエ島、プエルトモンの周辺で見掛け
られる「アレルセ」と呼ばれる大木ですが、近年では過剰伐採
により資源が枯渇傾向にあり、厳しい伐採制限があり、なかなか
手に入りません。チロエ島の家などはこのアレルセ材を用いた
家屋が主流です。雨の多い地域ですので、密度の高いアレルセ
の木材が重宝しています。

ずっと南に下がって、我がパタゴニア南部に来ますと、ほとんどが
南極ブナ系の木材に変わります。いずれにしても日本人にとって
は馴染みの深い、落ち着いた木造建築です。
木の香りのする家って、確かにいいですよね。

さて、その建築資材ですが、一部に松(ピーノ)や胡桃(ノガル)
なども使われますが、なんと言っても一番多いのは「LENGA」
と呼ばれる南極ブナの一種です。それほど大きくはならない木で
すが、柔軟性があり加工しやすいことから、好んで使われます。

日本人のお客様とカーネルの間で、度々次のような会話が
交わされます。

カーネル 「このホテルはLENGAで出来ていて、とても暖かい
       んですよ。」

お客様  「でも、お部屋の壁は木ですよ。」

カーネル  「ええ、ですからLENGAで・・・」

って事になるわけです。

言葉にしてしまえば、「レンガ造りの建物」ですから、ややこしいこと
この上ないですが、他に言いようが無いんです。
ちなみに、本物の日本の「レンガ」はここでは「ラドリージョ」と呼ばれます。そして、更にややこしい事に、当地では少数派ながらも「レンガ(石)造り」の建物(ホテル)もあるんです。
お客さんにどう案内したものか、いつもカーネルの頭痛の種です。

この「レンガ(木)」の唯一の弱点。それは、燃えやすいこと。
とにかくよく燃えるんですね、これが。この週末だけでも、3軒も燃えました。風が強くて一度燃えるとなかなか消えません。ゆえに、パタゴニアの火事はほとんどが「全焼」になります。「半焼」なんて言葉は存在しません。

木造住宅の宿命ですが、日本の皆様もくれぐれもご注意くださいませ。


 
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