南の果て、野菜不足と戦う毎日。 羊のバーベキューに舌鼓を打ちながらも ふとした拍子に思い出すケンタッキーフライドチキンの味…。ああ、望郷。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:--| スポンサー広告| トラックバック(-) コメント(-)
6本足の子羊
「そろそろコルデロも終わりねぇ」
パタゴニアの夏の終わりを惜しむ挨拶です。

付近の山々が雪化粧を始め、風が冷たくなって
来ると、春先(9月~10月)に産まれた子羊たちは
身体つきの立派なものは、もうほとんど親羊と見分けが
つかなくなります。

こうなると、もう子羊=ラムとしての価値はなくなります。
肉質は硬くなり、羊独特の匂いが出てきてしまうからです。
つまり・・・マトンに変わるわけです。

子羊にとっては、コルデロとしてアブリ焼きにならずに済んだ
喜ぶべき夏の終わり、なわけです。
彼らはこの後、長い冬を過ごすために山麓にある夏牧場から
低地にある冬牧場に移り、そこで毛狩りをされた後、繁殖
の準備を始めます。

この段階で、牧場にいる羊の9割はメスになります。
弱いオスは、この冬に入る前に淘汰されます。
つまり・・・サラミやハムの原料になるわけです・・・。
(身に詰まされる・・・。生まれ変わっても羊にはなりたくない!)

その後、選抜された優秀なオスは、あの手この手で子種を採取
され、メスに種付けされます。(どうやるのかは知りません)
そして、翌年また、元気な美味しい子羊を私たちの食卓に
お届けするわけです。

ただ、自然界はそうした人間のエゴを無制限に容認はしないわけで、
こうして生まれた子孫は、徐々に徐々に血が濃くなっていきます。
要は、近親での交配が進むために、羊でもやはり、突然変異と言うか
奇形を持った個体が誕生するわけです。

多くの場合、それらは我々の目にとまることなく処分されていくのですが、
今回当地で見つかったのは、なんと、
「足が6本ある羊」
でした。新聞に写真が載っていますが、確かに6本あります。
どれもちゃんと足の形をしてます。

持ち主の牧場主さんが、今シーズン最後のコルデロとして出荷しようと
して見つけたそうです。結果、出荷はされず、調査のため研究施設へ
送られることになりました。

彼(彼女)にとっては、どちらがよかったのでしょうね?
生き延びたけど研究施設ですもんね。

今日は、人間が如何に悪魔的な生き物か、というお話でした。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
神のお恵み?
神様はどうお思いになってるか知りませんが、ハタゴニアからの帰り道
ひろ-い草原で草を食む羊や馬の群れ
の景色は、美しく、天国のように見えました。
2006/03/21(火) 06:10:10 | URL | yuu.k #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。