南の果て、野菜不足と戦う毎日。 羊のバーベキューに舌鼓を打ちながらも ふとした拍子に思い出すケンタッキーフライドチキンの味…。ああ、望郷。
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イスラエリータとの遭遇
3月19日

先日ここで書きましたが、本日、嫌われる旅行者さまの実態を目にしました。私がいつもの大衆食堂で夕食を摂っていると、現れた
イスラエル人の若者グループ14人。その行状がなかなかに面白かったので、皆さんにもお知らせします。

まず、店に入るなり、店中のテーブルを自分たちで店の中央に並べ
14人分の席を作ります。席に付いて、とりあえず全員に無料の水
を持ってこさせました。14人のうち、2人が最初に、1人が追加で、合計3人がスープを注文しました。

スープが来るまでの間、店のオバちゃんにパンを1個だけ持ってこさせて、それを真ん中に置いて、まずはユダヤ式のお祈り。
全員がポケットからユダヤの帽子を取り出して頭にチョコンと載せました。お祈りの後、1個のパンを人数分に千切り分けて、全員に配りました。

ここまでは、まあ宗教的な意味もあり、ユダヤ文化では当たり前のことなのでしょう。私の後ろに座っている白人老夫婦が少しばかり
嫌な顔してたのが気になりましたが、私的には全然OK。

続いて、各人がメインディッシュを注文し始めました。
これが傑作!彼ら、他の人とメニューが重なるのが嫌なみたいです。これがユダヤ文化なのか、それとも彼らだけの拘りなのかは分かりませんが、みんな別々のものを注文します。一通り、メニューに載ってる料理が(12品)一巡してしまうと、2巡目の人は、

『オレもミラネサ(カツ)。でも、あいつが牛カツだから、オレは
 チキンカツ!』

ってな具合になるわけです。メインの注文を聞いてたこの店の親父
ゲンナリした顔で、厨房の奥さんを呼ぶと

『付き合いきれないから、代わりに聞いといて』

と、彼らに理解できないスペイン語で呟いて奥へ消えました。

一応、奥さんが忍耐強く全員の注文を聞き、入れ違いに、先ほど
『3人』が注文したスープが出てきました。先に注文した2人は
問題なく受け取ります。ところが3人目、最後に追加で注文した
奴が 『俺はそんなもの頼んでない!』って、ごね始めます。
店のオバちゃんが気の毒で、その3人目の彼がスープを頼んだ事を
私が証言してあげようかと口を開きかけた、その次の瞬間!

『お前ら、そんな事だから戦争がなくならねえんだ!!』

という英語の叫びが、私の後ろから浴びせかけられました。
振り向くと先ほどの老夫婦の旦那さんが血相を変えて、若者グループを睨みつけています。

『あっ、やばい展開・・・』

老夫婦の奥さんはオロオロして旦那さんを引きとめようとしてます。でも、興奮した旦那さん、止まりません。

『なんでおまえらはいつもそうなんだ!?だからアウシュビッツ
 みたいな事になるんだ!!』

あっ、マジでやばい・・・。この人、もしかして、ナチ・・・。

私が日本人らしく傍観者を決め込んで、店の人が警察呼ぼうとして
いるうちに、その旦那さんは彼らの許に歩み寄り、空いていた椅子に腰を下ろすと、英語でもスペイン語でもドイツ語でもない言葉で
彼らに語りかけたのでした。そう、ヘブライ語で・・・。

以下、言葉分からないので、私の想像になりますが

『おまえら、若いモンがユダヤの評判を落としとる!実に嘆かわし
 いことだ。おれは若い頃、アラブとの戦争で100人は殺しと
 る!お前らの様なガキどもとは年季が違うんじゃ!』

みたいな事を言ったのではないでしょうか、たぶん。ガキどもに
古臭い勲章見せて、その後、彼らと握手してましたし・・・』

すっかり彼らの輪の中に入り溶け込んでしまった旦那さんにスッポカされた老夫婦の奥さんが、私の前の席に座り、英語で説明してくださいました。

『私たち今アメリカに住んでるんだけど、あの人はユダヤ社会の
 顔役なのよ。だからユダヤの悪評に繋がるようなことは我慢でき
 ないみたい。』

なるほど。ご立派なモンですねえ・・・って感心した1時間後に、
ワイン飲みすぎて、一番大声で騒ぎ、周りに迷惑掛けてたのは、
その顔役だった事は、世界平和のためナイショです。

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