南の果て、野菜不足と戦う毎日。 羊のバーベキューに舌鼓を打ちながらも ふとした拍子に思い出すケンタッキーフライドチキンの味…。ああ、望郷。
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牛に引かれて、馬に追われて、ドロテア参り・・・
3月22日

プエルトナタレスの町並みと周囲の湾景、冠雪を頂いた山々を一望に見渡せる小高い丘(標高600M余)を、『ドロテアの丘』と言います。この地域の海路を探検したエベルハード船長さんの娘さん
の名前から名付けられました。

地元の言い伝えによると、この娘さんは、たいそう美しかったそうです。でも少し凛とした冷たさの様な物も兼ね備えていらしたそうで、他の山系からは少し離れた、孤高のドロテア山にはピッタリです。私、個人的には、あまり『冷たい美しさ』よりも『暖かい泥臭さ』の方に魅力を感じるわけですが、まっ、そんな事は今は関係ありませんね。というわけで、ドロテアドロテア♪に戻ります。

登り口に民家があって、彼ら、何故か入場料取ります。
まあ、彼らの牧場を横切って登るのが一番近道なので仕方ないです。登り始めて10分もすると、イキナリ急勾配!ヒーコラ言いながら登っていると、前方に10頭余りの牛さん発見。人間がいなくても、犬が器用に先導して行きます。牛さんたち、よそ見しながら
だから遅い遅い。これが『牛歩』って言うんだぁ!って納得。

おまけに私がすぐ後ろに付けると、最後尾の奴、私がこれから歩こうとする場所に排泄物撒き散らしながら、時々こちらを振り返りながら、馬鹿にしたようにこちらを見ながら、ゆっくりゆっくり登っていきます。草食べながら、排泄しながら、時々犬に吠えられながら登る彼らに、さすがに痺れを切らした私は、登山道を外れて彼らを追い越しました。

しばらく後ろに注意を払う余裕もなく、ゼーゼー言いながら急勾配
(ほんとにこのドロテアは最初から最後まで急勾配!)を登っていると、背後に気配・・・。振り向くとそこには1頭の馬が・・・。

『あれ?なんで、うま?』

これには人が乗っていて、なにやら荷物を背負っていました。
どうやら頂上のアンテナ施設に何かを運ぶご様子・・・。
でも、登山は既に佳境。右手には延々と続くヌカルミ。左手は
切り立った崖。頂上までの一本道は森に阻まれて終点が見えません。覚悟を決めて、脚を速めます。でも所詮、4本足の馬に勝てるわけはありません。馬上のおじさん、笑いながら

『ゆっくりでイイヨ。』

って言ってくれますが、肝心のお馬様は

『ブヒヒ~ン!(急げ急げ!)』

って言ってます、たぶん。

ヒエッ~!立ち止まる事も出来ずに心臓バクバク。
同僚の牛くんの仕返しか!なら、こっちだって牛くんたち
のように、お前の目の前にボトボトと必殺技を・・・
って訳にはいかないのです。
一応私も、長いこと人間やってるモンで、そこまですぐに
野性には戻れないのです。

そんなこんなで15分後、死にそうな思いで辿り着いた頂上
には・・・なにもありませんでした。2本のアンテナと吹き飛ばされそうな時速100kmを超える強風。5分とは居られませんでした。

牛に馬鹿にされ、馬に脅されて・・・まっ、こんな日もあるさっ!





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